あなたへ
あの夏にあなたを置いたまま、
もうすぐ2年が経ちます。
長かったのか、短かったのか、
早かったのか、「やっと」なのか
よく分からないけど、もうすぐ、
節目を迎えます。
あなたの最後の記憶のあの子は、
私たち3人の中で1番小さかったけれど、
今は、私の身長を越し、
もうすぐで、あなたの身長に届きそうです。
もしも、あなたが大きくなった今のあの子を見たら、なんて言うだろう。
想像したら、可笑しくなっちゃいます。
きっと、
「俺の身長越したら、膝曲げて歩けよ」って笑って、
あの子の頭を撫でるのでしょう。
小さかったあの頃のように。
あなたは今、どんなところにいますか?
そちら側で、仲間は見つけましたか?
私は、今日もあなたを想いながら、
こちら側で、生きています。