あなたへ
あなたをそちら側へ送り出してから、
「死」 に対しての考え方が変わりました。
何というか・・・
怖いものではなくなりました。
あなたに逢いたい。
別に、死にたいと思っているわけではないけれど、
「あなたのところに行きたい」
という事は、そういう事になってしまいますね。
そんなある時、あなたは、夢に出てきて言ってくれましたね。
まだ、こちらに来てはいけないよ と。
あなたは、二度も心臓が止まりかけながらも、懸命に生きようとしていた。
意識はなかったけれど、戻って来ようと必死だったのですね。
あなたのそんな姿を思い出しながら、
時間は掛かりましたが、
ようやく、前向きに生きられるようになりました。
少しずつ、前向きに考えられるようになって、
気が付いた事があります。
あなたの分身であるあの子。
成長と共に、どんどんあなたに似てきました。
顔の輪郭、おでこ、手、筋肉の付き方まであなたにそっくり。
あなたがいたらきっと、2人で筋肉自慢でもし合うのでしょうね。
大丈夫。まだあなたの方が勝ってますよ。
あなたは、私を置いて、逝ってしまった。
でも、かけがえのない家族をくれました。
「1人じゃない」
心からそう思います。
あの子に出会わせてくれたあなたに、ありがとう。
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