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拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

子育てのこと

あなたへ

 

あなたと私。
たくさん喧嘩したけれど、
子育てについては、いつも2人、同じ方向を見て、
いつも同じ事を思っていましたね。

 

あの子が笑顔でいてくれるように


ただそれだけを願って、子育ての事では、一度も喧嘩した事はありませんでしたね。

 

あの子が、一歩、前に踏み出そうか、迷って足を止めた時には、

あなたと2人、全力で応援し、


転んで泣いた時は、
自分で立ち上がってごらん と、

あの子が涙を拭いて、立ち上がるまで、2人で見守りました。


あの子が、悪い事をした時には、


私が叱ったら、あなたが、逃げ場所となり、
あなたが叱ったら、私が逃げ場所となった。

 

自然と、そんなバランスを取っていましたね。

 

私達は、本当に、2人でひとつでした。

 


あなたがいなくなり、あの子が反抗期を迎えて、

叱らなければいけない事が増えたように思います。


そんな時、叱る、時々、感情的になって怒る


ですが、これでいいのかなって、迷いました。

 

私が叱っても、あなたという逃げ場所がなくなってしまった。
それは、あの子にとっても、私にとっても大きな問題だと思いました。

 

考えて、迷って、たどり着いたやり方が、


諭す


というものでした。

 

あの子を叱らなくてはならない時、
向き合って、ゆっくりと、
感情的にならずに、できるだけ優しく話す努力をしてみました。

 

反抗期のあの子。

 

こんなやり方では、舐められて、

口先だけで返事をされて終わりではないか、

そんな迷いもありましたが、

あの子はちゃんと分かってました。

 

子供として、大人に叱られてもいい時間は限られたもので、

ずっと、今のまま、ふざけてばかりじゃいられないって事。

 

そして、何でも自由に出来る大人になったら、

自分も周りも今の勢いはなくなり、

現実に縛られ、

 「あの時、馬鹿みたいで、楽しかったな」 って、

友達と笑いながらも、大人の振る舞いをしなくてはならない事も。


あの子は、私が思っていたよりもずっと、現実と向き合い、

大人になる準備をしている事を知りました。

 

知らないうちに、こんなに成長していたんですね。

 

思わず、頭を撫でると、満更でもなさそうに、照れ笑い。

 

ちょうど、子供と大人の間くらい


そんな時期に差し掛かったようです。

 


あの子の成長には、いつも驚かされますが、

いくつになっても、あの子の目に映る景色は、鮮やかであってほしい。
そんなふうに思いました。