拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

プロポーズ

あなたへ

 

初めて出会った時の事、覚えていますか?


あなたは、初めて会ったのに、たったの数時間で、

「俺と付き合って」って、
なんて軽い人なんだろうって、思ったけれど、
私は、あなたと出会った瞬間に、感じていました。


この人だ
やっと会えた と。


それは、
ドキドキと胸が高まるものとは、真逆で、

とても懐かしく、
私の中の潜在意識があなたを探していた。
そんな出会いでした。


結婚して間も無くの頃、

あなたと私は、運命の出会いだったね って言ったら、

あなたに、笑われましたね。


どちらかと言うと、警戒心が強く、
人に心を開くまで、時間が掛かるあなたと、ちょっと人見知りな私。


こんな2人が、出会ってすぐに、恋をするなんて、

運命でなければ、何なのでしょうか。


あなたが、人に心を開くまでに、時間が掛かる事は、

何年も経つまで気が付きませんでした。


だって、あなたとは、初めから、距離なんて感じなかった。


もしも、前世というものがあったとしたのなら、
きっと、前世でも、あなたと人生を共にしていただろうって、
いつの頃からか、私は、そんなふうに思っていました。


私は、前世でも、あなたを看取ったのでしょうか。


そして、生まれ変わっても、

またあなたと、人生を共にしたいと、願ったのでしょうか。


だからこそ、あの時、私は感じたのでしょうか。

この人だって。


なんとなく、そうだった気がします。


そうだったら、いいなって、思います。


もしも、来世というものがあるとしたのなら、
私はまた、探すのだと思います。

たくさんの人々の中から、たった1人のあなたを。


そうして、きっとまた、思うのでしょう。

この人だ  やっと会えた と。

 

だから・・・

 

生まれ変わっても、また私と結婚してくれますか?


こんな事を言ったら、また、あなたに笑われてしまうでしょうか。

 


だって、また、あなたと一緒に生きたい。


喧嘩したり、仲直りしたり、一緒に泣いたり、笑ったり、
そして、またあの子が産まれて、
家族3人、小さな幸せを見つけていきたいなって思っています。

 

あなたは、笑って言ってくれるでしょうか。


もちろんだよ って。