拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

コトバ -空-

昔から空を眺めるのが好きだった


青空の中にポッカリと浮かぶ真っ白な雲


厚い雲の隙間から降り注ぐ太陽の光


ひとつとして同じ空はなく


好みの空を見つける事が出来た日は


幸せな気持ちになった


彼と結婚し


あの子が生まれ


あの子の成長と一緒に


その日の空の写真も撮るようになった


散歩の時も


家族旅行も


あの子の運動会も


必ずそこには


幸せな気持ちで撮った


空の写真が混じっている


彼がいなくなり


私は相変わらず


よく空を眺めては写真を撮る


カメラのこちら側にいる私は


家族3人で過ごしていた 幸せいっぱいの私から


彼を想いながら


あの子を1人で守ると決心した私へと変わった


どちらの私が見る空も 変わらずに綺麗で時々 涙が出る


そして 

 

空を見上げるどちらの私も


彼を想い


あの子の健やかな成長を願っている事に変わりはなくて


彼と出会い あの子に出会えた私は


幸せなんだと気が付いた


毎日眺めては


空を切り取ったそれらは


私の宝物になった