拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

空に近い場所で

あなたへ


こちらでは、日中の気温が上がり、
初夏を感じられる季節になりました。


今日は、あの子と、
夏用の制服を取りに行ってきましたよ。


あの子が高校生になり、
慣れない早起きや、お弁当作りに、
毎日、バタバタと過ごしていますが、
気が付けば、もうすぐ、衣替えの時期です。


1ヶ月と少し前。

入学したての頃は、
ちょっぴり大きめの制服姿に、
毎朝、微笑ましく、見送っていましたが、
いつの間にか、その姿も様になり、
すっかり、高校生の顔になりました。


子供の成長は、いつでも早く、
何もかもが、
あっという間に過ぎてしまいますね。


お昼には、
いつか3人で行こうと話していた、
パスタ屋さんに行きました。


あの子からのリクエストです。


ビルの最上階、窓際の席は、眺めも良く、
ほんの少し、あなたを側に感じました。


パスタを食べながら、
結婚する前の私達を思い出していました。


買い物をしながら、
あなたと2人、
当時、私のお気に入りだったパスタ屋さんに入ったけれど、
ちょっぴりお洒落なそのお店に、
何だか、居心地が悪そうだったあなた。


今思えば、本当は、苦手だったのでしょうか。


あなたは、あの時、何も言わなかったけれど、
私に、合わせてくれていたんだと、
今更ながら気が付きました。


あの時、お店を出た後で、あなたは、
美味しかった?楽しかった?って確認し、
私の返事に、
とても嬉しそうな顔を見せてくれましたね。


いつでも、私の喜ぶ顔が見たいと、
言ってくれていたあなた。


あの子が誘ってくれた、
空に近い場所での食事に、
またひとつ、
あなたとの楽しかった時間を思い出しました。