拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

老夫婦

あなたへ


先日、仕事帰りに、
スーパーへ寄った時のことです。


店の駐車場に車を停めると、
買い物袋を下げ、
仲良く手を繋いで歩く、
老夫婦を見かけました。


お互いを気遣いながら、ゆっくりと、
駐車した私の車の前を通り過ぎ、
自分たちの車の方へと歩いて行った老夫婦。


そんな2人から、
目を離すことが出来ず、
微笑ましくも、胸が痛くて、
涙が溢れそうでした。


あなたを見送ってから、
私が気になるのは、いつも老夫婦で、
きっと、私には、
まだ経験した事がないような、
ゆっくりとした時間の中に生きている人たちを見ると、
相変わらず、目で追ってしまいます。


そして、思わず、涙を堪える私は、
やっぱり、強くはないんだと思い知らされます。


あれから、数日が経ちましたが、
繋いだ、皺のある2人の手を忘れる事が出来ません。


その手に感じる温もりが、ずっと続きますように。


あの時、偶然見かけた老夫婦が、
いつまでも、幸せでいられますようにと、
願いました。


今日も、ちょっと暑かったけれど、
空が綺麗で、
気持ちのいい風が吹いていました。


あの日の老夫婦を想い、
何だか、胸が温かく、
ほんの少しだけ、ため息が出てしまいました。

 

 

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