拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

ひまわりの約束

あなたへ

 

どうして君が泣くの まだ僕も泣いていないのに
自分より 悲しむから つらいのがどっちか わからなくなるよ

ガラクタだったはずの今日が ふたりなら 宝物になる

そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかな
いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて
ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部
これからは僕も 届けていきたい ここにある幸せに 気づいたから

遠くで ともる未来 もしも 僕らが離れても
それぞれ歩いていく その先で また 出会えると信じて

ちぐはぐだったはずの歩幅 ひとつのように 今 重なる

そばにいること なにげないこの瞬間も 忘れはしないよ
旅立ちの日 手を振る時 笑顔でいられるように
ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部
返したいけれど 君のことだから もう充分だよって きっと言うかな

そばにいたいよ 君のために出来ることが 僕にあるかな
いつも君に ずっと君に 笑っていてほしくて
ひまわりのような まっすぐなその優しさを 温もりを 全部
これからは僕も 届けていきたい 本当の幸せの意味を見つけたから

                  ひまわりの約束/秦基博

 

 

これは、あの日、初めて耳にした歌でした。


あなたを看取った日の夜、
テレビから聴こえたこの歌に、
あの子と2人、大泣きしたんでした。


あの日は、家に帰ってからも、
あの子と2人で、何度も泣いたけれど、
泣いても、泣いても、何故か涙がスッと乾き、
それは、何だか、あなたが涙を拭ってくれているようにも感じました。


お父さんが、そうしているのかな


そう言っては、何度も泣いた日。


でも、テレビから、この歌が聴こえた時だけは、
違いました。


止めどなく溢れる涙は、いつまでも、
いつまでも、流れ続けました。


ドラえもんファンのあの子。
小さな頃から、ドラえもん好きで、
年齢と共に、色々なものを卒業したけれど、
ドラえもんだけは、あの子にとって、特別でしたね。


毎年、ドラえもんの映画に行く事は、家族行事のひとつ。
あの夏も、3人で映画を観に行こうと約束したんでした。


映画の主題歌であるこの歌は、
ドラえもんと、のび太君の事を歌ったものだそうです。


でも、何故でしょうか。


あの日から、2年と10ヶ月が経とうとしている今でも、
私にとって、特別な意味に聞こえてしまいます。


きっと、偶然だよ
何度、そう思ってみても、


なんだか、


あなたが・・・

 


あの日、大泣きする、私達の側で、
あなたも泣いていたのでしょうか。


側にいたい と。