拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

エアコン

あなたへ


先日、やっと、エアコンの掃除をしました。
近頃は、とても暑く、そろそろエアコンの時期です。


掃除が終わり、試運転をしようと、
確かに、リモコンを入れて置いたはずの場所を見たけれど、
そこには、リモコンがありませんでした。


あれ?ないよ


え?俺、触ってないよ


なんて、
あの子と2人、エアコンのリモコンを探していたら、
何故だか、テーブルの上に準備されていました。


あの子も私も、リモコンを触った覚えはなく、
思わず、あの子と2人で、あなたの顔を見てしまいました。


まさかね


そう2人で笑ったけれど、
夏の暑さが苦手だったあなた。
暑いから、早くエアコンつけようよって、
あなたが準備してくれたのかも知れないな
なんて、思いました。


あなたをそちらへ見送ってから、
時々、不思議で、胸が温かくなる出来事。


それは、いつでも突然で、
不意に、あなたが側にいてくれるような気がしてしまう、
微かなあなたの気配。


もしかしたら、あの子か私、
どちらかが、無意識にリモコンを準備したのかも知れません。


でも、何度思い返しても、その覚えがない私達は、
今回の件は、あなたが置いてくれたという事にしました。


だって、近頃のこちらの暑さには、
あなたなら絶対に、
暑い、暑いと大騒ぎで、
エアコンの効いた部屋で、
幸せそうにテレビを見るはずですもの。


そして、決まって、私に言うのです。
コーヒー飲みたいなって。