拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

パラレルワールド

あなたへ


あれは、あなたと一緒に、
パラレルワールドが描かれた映画を観た後のことでした。


パラレルワールドが、本当にあったら、面白いね


そんな私の言葉に、


俺は、あると思うよ


あなたは、そう言って、話して聞かせてくれましたね。


人生の分岐点に立った時、
片方を選んだ自分が今の自分としたら、
もう片方を選んだ自分が他にも存在して、
その人生を歩む自分は、今の自分とは、別な人生を歩んでいる。
そんなふうにして、
幾つもの別々な世界が存在するという説があるんだよ と。


あの時の私は、あなたの話を、とても不思議な気持ちで聞き入ったんでした。


もしも、パラレルワールドと言うものが、何処かに存在したとして、
そこには、私たち家族が3人で、あの頃と変わらずに、
元気で暮らす世界があるのかも知れませんね。


考えれば、考える程に不思議で、
あなたが、あると思うと話してくれた世界を考えることは、
なんだか、楽しい。


今日は、とてもいいお天気でした。
綺麗な青空を眺めながら、パラレルワールドについて、考えていました。


その世界のあなたは、私が知らないあなただけれど、
何処かで、元気に、笑っていてくれるといいなと思いました。


そして、その世界の私が、
あなたとの時間を大切にしてくれているといいなと思いました。

 


ないと証明されていないことは、ないことにはならない


これは、あの日、パラレルワールドについて話してくれた時のあなたの言葉でしたね。


あの時は、そんなあなたの言葉を、
ただ素直に受け取っただけでしたが、
今になって、
あの時のあなたの言葉で、
私の世界が広がったような気がします。


私たちは、ほんの少しの事しか、知らないのかも知れませんね。


私が知っているあなたも、
何処かで、笑っていてくれますように。