拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

コトバ -秋-

秋の色を 覚えていますか
秋の音を 覚えていますか
秋の風を 覚えていますか


その瞳に映った景色
その耳で感じた季節
その肌で感じた温度を
覚えていますか


一緒に過ごした初めての秋


少し肌寒い夕暮れに
ふたりで寄り添ったこと


私の温度を 覚えていますか


自然が季節に染まるように
私の中に
あなた色を見つけた初めての秋


あなたの側で感じた温度も
この髪を梳くその指の感覚も


ずっとこのままでいたいと言ってくれた その声も


私はよく覚えています


ただあなたの側に居られることが嬉しくて
意味もなく笑みが溢れていたあの頃の私は


あなたに
何を伝えることが出来たでしょうか