拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

年賀状

あなたへ


楽しみにしていたクリスマスが過ぎ、
今年も残り僅かとなりました。


毎年この時期になると、家族3人揃って、年賀状を書きましたね。


3人で、デザインを考え、
パソコンで、編集してくれるのは、あなた。
使う写真を選ぶのは、私の役割でした。


時間は掛かったけれど、
デザインを考える時間も、
印刷のテストで、失敗した時のあなたの顔も、
とても可笑しくて、楽しかった。


毎年、編集の腕を上げ、
いつの頃からか、
3種類から4種類の年賀状を作ってくれるようになったあなた。


デザインの意見が分かれた年に、
全部作ろうと提案してくれたことがきっかけでしたね。


年々、進化する我が家の年賀状に、
あの子と私を、感動させてくれました。


あなたを見送り、
デザインが印刷された年賀状を購入するようになった私たちは、
もう、あの頃のように、
年賀状を自分たちで作ることはなくなりました。


年賀状を書きながら、
ほんの少し、味気なさを感じながら、
毎年、家族3人で、デザインから考えていた年賀状作りを思い出します。


あなたがいてくれたから、
少し、面倒に感じた作業も、楽しい時間に変わりました。


あの頃みたいに、デザインを考えることをしなくなった私たちですが、
あなたを見送った今も、ひとつだけ、変わらないことがあります。


来年は、もっと早くから、始めようね


毎年、年賀状を書きながら、
この時期には、誰からともなく、こんな言葉が出ていた私たちですが、
また今年も、あの頃と同じ言葉が、出てしまいました。


毎年、
去年も同じ話をしたよね
私たち、全然、進歩してないじゃん なんて、3人で笑いましたね。


でも、また来年も、再来年も、これでいいかな。
だって、これが、私たちですもの。