拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

コトバ -冬-

冬の色を 覚えていますか
冬の音を 覚えていますか
冬の匂いを 覚えていますか


その瞳に映った景色
その耳で感じた季節
冬の澄んだ空気の匂いを
覚えていますか


一緒に過ごした初めての冬


寒がりな私の冷たい指先
震える私を優しく包んでくれたこと


私の温度を覚えていますか


冷えた私の指先が
あなたの温度に近づくように


少しずつ2人の距離を縮めた
あなたと出会って3番目の季節


ポケットの中
大きな手に包まれて感じたあなたの温度も


この髪を撫でながら
幸せだねって小さく呟いたその声も


私はよく覚えています


あなたの言葉に小さく頷きながら
この時間がずっと続きますようにと願ったあの頃の私は


あなたに


何を伝えることが出来たでしょうか