拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

16歳

あなたへ


生まれて来てくれて、ありがとう


生まれたての小さなあの子を、
愛おしそうに見つめるあなたの顔を思い出します。


初めて、あの子を腕に抱いた日。
なんて可愛い子が、私たちの元に来てくれたんだろうと、
2人で、感動しましたね。


私たちの大切な子。


その腕に抱いた、小さなあの子の温もりを
覚えていますか。


あの子の成長を見守りながら、
私たちも、一緒に成長して来ましたね。


あの子の小さな成長を見つけることは、
私たちにとって、最大の喜びでした。


ひとつひとつ、あの子の成長を感じる度に、
一緒に喜びましたね。


大きくなったね って。


最後に、あなたのその瞳に映ったあの子の姿は、
まだ幼さの残る12歳のあの子でした。


あの頃の、あの子の笑顔を覚えていますか。
まだ、高く可愛らしかったあの子の声を覚えていますか。


あの頃のあの子は、
あなたを見送ると、
あなたの代わりに、私を守ろうとしてくれました。


学校での出来事を、面白おかしく話して聞かせてくれながら、
私に、笑うことを思い出させてくれました。


そうして、
13歳になったあの子は、
部活へも、武道へも、
精一杯の情熱を傾けるようになりました。


初めてトロフィーを頂いて帰って来た日の、自信に満ち溢れたあの子の顔。
あなたにも見せてあげたかった。


あの頃のあの子は、大きな目標を持って、
力強く、一歩前へと進み出すことが出来ました。
そんなあの子の姿は、本当に誇らしかった。


14歳のあの子は、
あなたの身長を追い越し、
小さかったあの子から、
家族3人の中で、いちばん、背が高くなりました。


お父さんと並んでみたかった


ポツリと言ったあの子の言葉は、忘れることが出来ません。


もしも、あなたが側にいてくれたのなら、
あなたの身長を越したあの子に、なんて声を掛けてくれたのでしょうか。


15歳のあの子は、
自分の進路と真剣に向き合いながら、夢を叶えることが出来ました。


義務教育を終えて、
初めて、自分の決めた道を歩み出したあの子は、
この1年で、大きく成長したように思います。


時に、迷ったり、弱気になることもあるけれど、
どんな時も、とても一生懸命なあの子。


そんなあの子の姿に、
私は、たくさんのことを学ばせてもらいました。


毎日が同じようで、違う毎日。
あの子は、少しずつ成長して来ました。


あの子の成長を感じる度に、あなたに報告して来た私ですが、
あなたのところまで、届いているでしょうか。


16年前、私たちの元に生まれて来てくれた、
あなたと私の大切なあの子は、
今日、16歳になりましたよ。


16歳のあの子の瞳には、どんな景色が映るのでしょうか。
とても楽しみですね。

 

 

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