拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

あなたを好きな理由

あなたへ


俺のどこを好きになってくれたの?


突然、あなたにそんなことを聞かれたのは、

私たちが出会ってから、どのくらいが経った頃だったでしょうか。


今思えば、

あなたの事を、まだ、ほんの少ししか知らなかったあの頃の私から見たあなたは、
どこから見ても素敵で、
好きじゃないところは、ひとつも見当たらなかった。


だから、思ったままを伝えたんでした。
全部好きって。


そんな私の言葉に、あなたは、言いましたね。


嘘だ
全部な訳ないじゃん
俺はそんなに完璧な人間じゃないよって。


あれから、あなたとの時間を重ね、
お互いの距離を少しずつ、縮めていきましたね。


やがて、あなたと結婚し、
それまで見えなかった、たくさんのあなたを知りました。


たくさん喧嘩もしたけれど、
そうして、お互いのことを理解していきましたね。


あなたと過ごした時間の分だけ、
私は、あなたの素敵なところをたくさん見つけました。


そして、私は、あなたのことを、
もっと、もっと、好きになっていきました。


あの時、あなたは、全部が好きなんて、あり得ないって言ったけれど、
私は、そんなことないと思う。


だって、
私は、あなたが完璧だから好きになったわけじゃないもの。


あなたの弱いところも、
時々、頑固だったところも、
家族になるまで見せてくれなかった、格好悪いあなたも、


なんていうか・・・


愛おしい。


私があなたを好きな理由はね、
あなたが、あなただから。


ほらね?


結局のところ、私は、あなたの全部が好き。
私の答えは、あの頃と変わらないよ。