拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

春からの贈り物

あなたへ


満開の桜も終わりの時を迎え、
ピンク色から、少しずつ、緑色へと景色が変わって来ました。


今年のこちらは、暖かくて天気のいい日が続き、
桜が咲く期間も長かったように思います。


毎年、この時期は、特に仕事が忙しかったあなた。


桜が咲いたから、今度、3人で見に行こうね


毎年、交わした約束は、一度も叶うことはなく、
家族で出掛ける前に、冷たい雨と風が、あっという間に、
ピンク色の景色を、緑色の景色へと変えてしまったんでした。


いつかの春に、
桜が咲く時期には雨が降るから、すぐに散ってしまうんだよと、
教えてくれましたね。


行けずじまいだった家族でのお花見。
今年だったら、叶えることができたのかも知れませんね。


私の通勤ルートには、桜のトンネルがあります。
駅から続く、とても混む道ですが、この時期だけは、なんだか得した気分です。


信号の待ち時間。
フロントガラスに落ちてきたピンク色の小さなハートが可愛くて、
思わず、空を見上げたんでした。


ねぇ、見て 可愛いでしょ?


あなたにも見せたかった、春からの小さな贈り物。


あなたも何処かで、見ていてくれたでしょうか。