拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

コトバ -その温もりを、そっと届けてくれる人へ-

私が悲しくなると
きっと遠くから飛んで来て
その温もりを
そっと私のところに届けてくれる人へ


その姿が見えなくても
そっと寄り添ってくれるところは
あの頃と何も変わらないね


苦しくて悲しい時
泣き出しそうな私を
優しく包んでくれるかのように
背中に感じる温かさは
遠くに逝ってしまったはずの
あなたの温度によく似ています


本当はね
知ってるよ


後ろからギュッてしてくれているんでしょ?
あの頃みたいに


あなたは今
どんなところにいますか


そこから
何が見えますか


空の彼方


あなたは其処で
何を想っていますか


寂しい思いはしていませんか
苦しい思いはしていませんか


どうしようもなく空虚で
ひとりでに溢れてくる涙に
小さなため息をついていませんか


元気ですか?


空を見上げては
同じ言葉を繰り返しながら
ほんの少しだけ心配しています


だって
あなたは
本当は寂しがり屋だから


俺のこと信じろ なんて
男らしくて
頼もしかったあなたは
いつでも強かったね


滅多に弱音を吐かない人だったけれど
強さの中に
時折 見せてくれた寂しがり屋のあなたの顔は
本当に愛おしかったよ


もしもあなたが
少しでも寂しい思いをしているのなら
思い出してください


私はここにいるよ


ずっと
あなたを想っています


もしも泣きたくなるほど
寂しくなったら


側においで


今度は私が
抱きしめてあげるから