拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

振り返りながら生きること

あなたへ


後ろを振り返りながら
堂々と生きることにします


そんなふうにあなたに報告したのは、
丁度、1年前のことでした。


自分なりの生き方をみつけた私は、
あなたに報告できたことで、
自信を持って、この1年を過ごせたように思います。


後ろを振り返りながら生きるだなんて、
なんだか、今にも転んでしまいそうで、
前向きではないやり方にも感じますが、
私にとっては、そうすることが、
前を向いて生きることに繋がることを知りました。


振り返れば、いつでもそこに待っていてくれるあなた。


どんなに後ろを振り返っても、
あの頃のあなたが、
泣いている私を抱きしめた後で、
必ず、私の背中を押してくれるから、
私は、安心して後ろを振り返ることができるのかも知れません。


あなたが、あなたで良かった。


あの日、あなたは、息を引き取り、
今を一緒に過ごすことは出来なくなってしまったけれど、
過去のあなたは、何処にも行かない。


何度も、何度も、後ろを振り返りながら、
あなたと一緒に積み重ねてきた時間は、
今もここにあって、
私と共に、生き続けてくれていることを知りました。


あなたに手紙を書き始めて、2年になりました。


あなたに手紙を書くという、
私にとっての掛け替えのない時間の中、
私は、色々なことに気付くことができたように思います。


もしも、あなたが、
何処かでこの手紙を読んでくれているとしたら、
どんな顔で、読んでくれているのでしょうか。


何故だか分かりませんが、
何処かであなたは、とても優しい顔で、
少し俯きながら、
黙ってこの手紙を読んでくれているような気がしました。

 

 

www.emiblog8.com