拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

教えるということ

あなたへ


人に教えることって難しいよね


先日、武道のお稽古から帰って来たあの子は、
近頃、武道で悩んでいることを話をしてくれました。


帯の色が変わり、
後輩たちに、教える立場になったあの子。


担当しているのは、小学校低学年の子たちだそうで、
あの子にとって、それはとても難易度の高い課題のようです。


何度、注意をしても話を聞かない子の対応に困っていること


他の先輩のように叱ることが出来ず戸惑っていること


自分より小さな子に強く叱ることへの抵抗を感じているあの子は
なんだか舐められてしまっていること


教える立場になってからのあの子の悩みは、尽きない様子。


大先輩方のやり方は人それぞれで、


特に怒鳴るわけでもなく、
普通にしているだけで、何故か皆が黙って言うことを聞く先輩


絶対に笑顔は見せず、常に怖い顔をしている先輩


様々な先輩たちの姿に学びながら、
あの子はまだ、
自分のやり方を見つけられないでいるようです。


今日は先輩に怒鳴られたよ
言うことを聞かないで、ふざけている子がいるだろ
ちゃんとさせろって。


そう言いながら、ちょっとヘコみ気味だったあの子。


あの子の指導の仕方を指摘されることはあるけれど、
先輩たちは、あの子に、
どうすればいいのかの答えはくれません。


色々考えて、
自分のやり方を見つけてごらん


練習終わりに、先輩から呼び出されたあの子は、
最後にそんな話をされたようです。


教えるということ


確かに、やり方は人それぞれで、
答えはひとつではありません。


指導する立場になり、
あの子の前には、また新たに、
乗り越えなければならない壁が出来ました。


あの子は、最終的にどんな答えを見つけるのでしょうか。

 

半年後、1年後のあの子の成長がとても楽しみですね。