拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

あなたの綺麗な妻でいるために

あなたへ


アルバイトから帰宅したあの子は、
時々、疲れて寝転がったまま、なかなか起きようとしません。


そんな時、
お風呂に入って寝たら?って私の言葉に、
決まって、
じゃあ、起こしてって、あなたみたいに両手を私に差し出すあの子。


普段、デスクワークの私にとって、
体が大きくなったあの子を起こすことは、とても大変なことでしたが、
先日、そんなあの子を、
重さを感じることもなく、軽々と起こしてしまいました。


え?力、付いたよね?


あの子と2人で驚きながら、
なんだか、笑ってしまいました。


実は、軽い筋トレとストレッチを始めてから、5ヶ月が過ぎました。


これまでに、何度も、似たようなことに挑戦してきましたが、
何度挑戦しても、日課にはならず、
いつの間にか、辞めていた私。
今回は、恐らく、これまでの最高記録です。


毎日、必ずとはいきませんが、
無理をせず、長く続ける目標を持ち、ここまで続けてきました。


この先も続ける自信を持てた私は、
やっと、あなたに報告することが出来ました。


ストレッチをする時間になると、思い出すのは、
あなたのことでした。


体が柔らかかったあなたは、前屈をすると、
手のひらが床に着くほどでしたね。


そんなあなたの姿に、
足、短いんじゃない?
なんて、冗談を言っては笑いましたっけ。


ずっと、体が硬かった私ですが、
ストレッチの効果も感じはじめ、
あなたほどではありませんが、
あの頃よりは、随分と体が柔らかくなりました。


あなたが側にいなくても、
あなたの綺麗な妻でいたい。


あなたの年齢と並ぶことができた今の私は、
長く生きる決心をしながら、
あなたの側に逝く日が来るまで、
筋トレとストレッチを続けるという、小さな目標を持つことが出来ました。