拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

コトバ -冬- 2019

冬の色を 覚えていますか

冬の音を 覚えていますか

冬の匂いを 覚えていますか

 

その瞳に映った景色

その耳で感じた季節

冬の澄んだ空気の匂いを

覚えていますか

 

一緒に過ごした二番目の冬

 

暗い夜道に逸れてしまわぬようにと

強く繋いだ心の距離

 

ふたりだけの歩幅を覚えていますか

 

隣を歩くあなたの横顔

繋いだその手をそっと握り返した

あなたと出会って二番目の冬

 

真剣にその想いを伝えてくれたこと

その眼差しも

近づいた心の距離も

 

私はよく覚えています

 

想い合うことがただ嬉しくて

離れていてもひとりじゃなかった

 

寄り添うことがただ嬉しかった

あの頃の私は

あなたに何を伝えることが出来たでしょうか