拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

あの子からのメッセージ

あなたへ

 

牛乳がなくなりました

帰りに買って来ていただけると幸いです

 

これは、先日の夕方に、あの子から届いたメッセージです。

 

仕事中にも関わらず、

携帯電話の画面を見ながら、思わず、笑ってしまったのは、

そこにあなたが見えたからでした。

 

帰りに牛乳お願いします

 

時々、そんなメッセージをくれていたあなたにとって、

牛乳は、なくてはならないものでした。

 

私よりも先に帰宅した日や、

私が仕事で、あなたがお休みの日に、牛乳を全部飲んでしまうと、

決まって、連絡をくれたんでした。

 

帰りに牛乳お願いします

了解です

何度、こんなやり取りをしたでしょうか。

 

こんなに小さなところまで、

あなたに似るだなんて、思ってもいませんでした。

 

あの子は、その独自のカラーを持ちながらも、

あなたの血がしっかりと流れ、

時々、些細な行動の中にあなたが見える。

 

成長しながら、

時折見せてくれるあなたの面影を見つける度に、

どんな小さなことでも、あなたに話したくなってしまいます。

 

あの子の成長を、何よりも楽しみにしていたあなた。

 

あなたが今、どんな顔をしているか、

私には見える気がします。

 

え?そこも俺似?

 

なんて、小さく独り言を言いながら、

あなたは、その感情を隠すこともなく、

目尻を下げて、とても嬉しそうに笑っているのでしょう。

 

そうして、これまでに、

こんなところはパパ似だねと言われた数々の場面を思い出しては、

もう一度、微笑むのでしょう。

 

いつでも、

笑っちゃうようなところで、あなたと全く同じ行動を取るあの子。

 

どんな些細な行動であったとしても、それがあなたと同じであると、

あなたは、とても嬉しそうな顔をしていたんでした。

 

今度は、どんなところで、

あの子の中に、あなたを発見できるでしょうか。

 

とても、楽しみですね。