拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

平成最後の日

あなたへ

 

間も無く、平成が終わります。

 

平成31年。

この半分と少しを、あなたと共に過ごしてきましたね。

 

時代の流れと共に、その頃の流行りだったものを楽しんだり、

ニュースを観ては、一緒に胸を痛めたり、

それについて話し合ったり、

あなたと一緒に、色々なものを見てきました。

 

世の中では、良いことも、悪いことも、

キリがない程に、たくさんの出来事がありましたが、

私にとって、この平成という時代は、

たくさんの愛に溢れた時代でした。

 

あなたと出逢い、あなたに恋をして、

掛け替えのない、小さな命が生まれて来てくれたのも、

あなたのその温かな手を、最後に握ったのも、

この平成での出来事。

 

平成最後の日。

 

降り続く雨を窓から眺めながら、

あなたと出会った頃からのことを思い出していました。

 

あなたと出会った日

初めて手を繋いだ日

初めて喧嘩をした日

プロポーズをしてくれた日

 

夫婦になった日

お父さんとお母さんになった日

 

ふたりで見守ったあの子の成長

幼稚園

小学校

中学校

 

最後にあなたの手を握った日

 

あなたは、もうここにいないけれど、

私が成長し続けることが出来るのは、

あなたがずっと、側にいてくれたから。

 

当たり前に過ごしてきた日々の中、

あなたは、私にたくさんのものを遺してくれました。

 

振り返ってみれば、たくさんの笑顔が溢れたこの時代は、

あなたのお陰で、

たくさんの愛を学ぶことが出来たのだと思います。

 

明日から迎える新しい時代に、

どんな素敵なものを見ることが出来るだろうかと、

胸をときめかせながら、

私は、これから先も、前へと歩んで行きますが、

私がふと、思い出すのは、

あなたのたくさんの温もりが残る、

この平成という時代なのでしょう。