拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

ただ生きる

あなたへ

 

あなたを見送ってから、これまでの日々の、

色々なことを思い返しながら、ふと、思いました。

 

あれだけ、辛く悲しい思いをしたのに、

今、私が此処に生きてるって、なんか凄いなって。

 

あなたがいないと生きていけない

 

そんなふうに考えていたあの頃の私が、

今も、こうして生きている。

 

ひとりで頑張ってきた訳じゃない。

周りにいてくれる人たちのお陰で、やっと、此処まで来れた。

 

そう思いながらも、私自身が、今、此処にいることに、

なんだか、ひとりで感動してしまいました。

私、凄いな なんて。

 

前を向いて頑張ったかと思えば、

急に、あなたが此処にいないことに不安を感じて、

落ち込んでしまう日もあるけれど、

そうやって、日々、試行錯誤しながら、

あなたがいないと生きていけないと考えていた私が、此処まで来れた。

 

生きるって、きっと、

ただそれだけで、凄いことなのかも知れない。

 

そんなことを考えました。

 

ただ、空を眺めて終わる1日があったり、

やらなければならないことを後回しに、

ただ、あなたの顔を、眺めて過ごす時間があったり、

1日で終わらせたかったものが、2日掛かってしまったり、

目標よりも、下回る1日であったとしても、

頑張ったねって、自分自身を褒めてみてもいいのかな。

 

ただ、生きてる

 

それだけで、今日もよく頑張ったねってさ。

 

私は凄いの。

だから、毎日毎日、自分で決めたハードルが跳べなくてもいいんだよって、

少しだけ、肩の力を抜いて、自分自身へのハードルを下げてみたら、

これまで見えなかったものが、見えた気がしました。

 

今日も、あなたがいない時間を、生きることが出来たよ。

特に、何も頑張ってないけれど、

でも、ちゃんと生きることが出来たよ。

 

時には、

あなたに、そんな1日の報告をする日があっても、

いいのかも知れません。

 

生きることは、ただそれだけで、凄いこと。

 

そんなふうに考えてみたら、

なんだか少しだけ、楽になりました。

 

近頃、ちょっとだけ、早足で歩こうとしていた私ですが、

思うように、進むことが出来ない苛立ちから、

ほんの少しだけ、立ち止まって、

ほんのちょっとだけ、自分を褒めてみたら、

明日から、また頑張ろうって、

そんなふうに思える自分を見つけることが出来ました。

 

立ち止まること。

それは、今の私にとって、なくてはならない時間なのかも知れません。