拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

みんな神様

あなたへ

 

例えば、機嫌が悪い時のあなた

例えば、怒っている時のあなた

 

そんなあなたの言葉を、感情的になりながら、受け取ったあの頃の私には、

長い間、理解出来ないでいた言葉がありました。

 

あなたを見送ってからの私は、

あの頃、あなたが教えてくれたことや、

あなたが言ってくれた言葉、

そのひとつひとつを思い返しながら、

漸く、此処まで辿り着きましたが、

思えば、あの頃、感情的な気持ちで受け取った言葉は、

その本質を見抜くのに、随分と時間が掛かったように思います。

 

自分の周りにいる人はね

みんな神様なんだよ

厳しいことを言う神様もいれば、

優しい言葉をくれる神様もいるの

その言葉を受け流すのか、受け止めるのか

それは自分次第

でも、どの神様も自分のためになることを言ってくれる、

大切な神様なんだよ

 

こんな言葉を耳にしたのは、

あなたを見送り、どのくらいが経った頃だっただろう。

 

あの頃は、ただ、感情に任せて、

理解出来ないでいたあなたからの厳しい言葉を思い返しながら、

私は、少しずつ、

自分の周りにいる人は、皆、神様だという言葉に、納得出来たように思います。

 

あの頃の、あなたからの厳しい言葉たちは、

きっと、ずっと先の未来の私のために遺してくれた言葉。

 

今の私は、そんなふうに感じることが出来るようになりました。

 

だって、時折、思い出すのが、あの頃の厳しい言葉であったとしても、

それらの言葉の中に、

今の私を、後ろ向きにさせたままにするようなものは、

ひとつとして、ありませんでしたから。

 

あなたを見送ってからの私は、今のあなたのことを、

神様みたいだなって、

時々、そんなふうに考えていましたが、

たくさんの優しい言葉の中に、

時折、混ざっていた、厳しい言葉をくれたあなたは、

初めから、ずっと、私の神様に違いなかったと、

漸く、分かったように思います。

 

今、私の周りには、優しい神様が多いように感じます。

 

寄り添ってくれる神様

褒めてくれる神様

励ましてくれる神様

知恵をくれる神様

見守ってくれる神様

 

あなたみたいに、時に厳しいことを言ってくれる人は、

そんなに出会うことの出来ない、

貴重な神様だったのかも知れないな。

 

周りを見渡し、ふと、そんなことを考えました。