拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

もしも一度だけ、あなたに逢えるのなら

あなたへ

 

もしも、一度だけ、あなたに逢えるとしたなら、

私は、どんな時を選ぶのだろう。

 

ふと、思い浮かんだ、

巡ってくるはずのない、たった一度だけのチャンス。

気が付けば、真剣に、その一度だけについてを考えていました。

 

私は、どんな時に、あなたに逢いに行くのだろうかと。

 

もしも一度だけ、あなたに逢えるとしたなら、

私はきっと、

夢を叶えることが出来た時に、

あなたに逢いたいと思うのでしょう。

 

こんなに頑張ったよって、

胸を張って、最高の笑顔を、あなたに見せる自信がついたら、

きっと、その時を選ぶのだと思います。

 

ずっと逢いたかったあなたを目の前にした私は、

たくさん泣いてしまうかも知れないけれど、

ちゃんと頑張っている私の涙は、

辛い時に流す涙とは、きっと違う。

 

だから、きっとあなたは、

泣いている私を、

笑顔で、精一杯、抱きしめてくれるんだ。

 

そうして、

あの頃と同じように、髪を撫でながら、

あなたはきっと、言ってくれるのでしょう。

よく頑張ってるねって。

 

そんなあなたの腕の中で、涙を流しながらも、

私はきっと、あなたに最高の笑顔を見せて、頷くことが出来るのでしょう。

 

ふと、気が付けば、

あなたのことを考えながら、逢いたいと呟く私ですが、

もしも、一度だけのチャンスがあったとしても、

今の私は、まだ、あなたに逢うことは出来ません。

 

本当は、逢いたいけれど、

でも、まだ逢えない。

 

今なら、胸を張って、あなたに逢える

 

そんな自分になれた時の私は、

どんな気持ちで、あなたを想うことが出来るのだろう。

 

その時の私も、やはり、空を見上げながら、

泣いてしまうのでしょう。

 

頑張ったよ

何処かで見てくれているかなって。

 

きっと、その時は、

今とは、少しだけ違う、

まだ私が流したことのない涙を、流すことが出来るのでしょう。