拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

何かが足りない気持ち

あなたへ

 

何かが足りないなって思ったんだ

足りない何かって、

なんだろうなって考えていたらさ

お前だったんだよ

なんで隣にいないの?って思ったんだ

 

あれは、私たちが出会ってから、

どのくらいが経った頃だったでしょうか。

 

カレンダーに、幾つかの赤い数字が続いた、いつかの連休。

 

実家の用事があるからと、逢えないはずだったあなたが、

急遽、連休中の夜に、逢いに来てくれた時の、

あなたの言葉を思い出していました。

 

あなたは時々、少し遠回しな言葉で、

その気持ちを伝えてくれましたね。

 

0.5秒間、その言葉の裏側にある、あなたの気持ちを考えて、

それから、嬉しくなったり、

ちょっぴり、恥ずかしくなったり。

 

あの時、あなたが言いたかったことはさ、

要するに、

隣にいて欲しいって、そういうことだったのかな。

 

何故だか、ふと思い出した、あの頃のあなたの言葉を、

胸の中で、何度も反芻しながら、

勝手に要約し、空を見上げました。

 

真っ白な、大きな雲が流れる空を眺めながら、

なんだか、ひとりで照れてしまった今日の私は、

どんな顔で、空を見上げていたのだろう。

 

・・・

 

いいよ。

恥ずかしいから、何も言わないで。

 

空の彼方、

私の顔をみつけたあなたが、

どんな顔でこちらを見ていたのか、分かる気がするもの。

 

きっと、今日の私は、

あの頃の、

あなたの言葉を聞いた、0.5秒後の顔と、同じ顔で、

空を見上げていたのでしょう。

 

何かが足りない

 

そう言ってくれたあなたの心が、

足りなくならないように、

私は、あなたに寄り添うことが出来ていたでしょうか。

 

今、私の心が足りなくならないように、

あの頃のあなたの言葉が、こうして、寄り添ってくれるように、

私の愛は、今、

あなたの側に、寄り添っていますか。