拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

朱夏

あなたへ

 

朱夏という言葉を知ったのは、つい先日のことでした。

 

人生には、青春だけでなく、

朱夏、白秋、玄冬と、

それぞれ、四季に例えた言葉があることを、先日、初めて知りました。

 

この言葉に当てはめるなら、

私は、今、朱夏という夏の季節を歩んでいるようです。

 

季節に例え、振り返ってみれば、

私たちが出会ったのは、

まだまだ青さが抜けない、春の頃のことでしたね。

 

世帯を持ち、親になり、

そうして、徐々に、見ている景色が、

夏の景色へと、変わっていったように思います。

 

あなたの隣で見た、人生における季節の移り変わり。

 

それは、青から朱へと、

ゆっくりと、鮮やかに移り変わっていったのだと、

みつけたばかりの真新しい言葉たちは、

これまでの時間を、

別な視点から見る角度を教えてくれました。

 

夏を越し、秋には、そして冬には、

どんなものが見えるのでしょうか。

 

秋は、少し物寂しさを感じますが、

過ごしやすい気温と、実りが多く、美味しい食べ物がたくさんあります。

 

冬は、寒いけれど、

澄んだ空気は、星をとても綺麗に見せてくれます。

 

1年を通して、見えるものが変わるように、

人生にも、その季節を迎えないと、

きっと、見えないものがあるのでしょう。

 

これから先、いつか、私の瞳に映る季節は、

ゆっくりと、夏から秋へ、秋から冬へと、変化し、

あなたが知らないままの季節の移り変わりを、

知ることになるのでしょう。

 

全部この目で見て、

いつかあなたに、その景色を伝えることが出来たらいいな。

 

新しく覚えた、美しい言葉を見つめながら、

新たに、少しだけ視点を変えた、小さな目標を見つけました。