拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

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ねぇ

あなたはどんなふうに生きたい?

 

鏡の向こう側

突然の問いかけに戸惑いながら

私は答えた

 

どんな生き方が出来るのだろう

私には何が出来るのだろう と

 

は?何言ってるの?

何が出来るか じゃなくて

どう生きたいかって聞いたのよ

 

鏡の向こう側

私と同じ顔の彼女は

盛大なため息を吐いて

こちらをじっと見据えた

 

そして漸く口を開いた

 

例えば

何もない部屋に閉じ込められて そこで過ごす1日と

テーマパークで過ごす1日があったとしましょう

  

何もない部屋に1日閉じ込められたあなたは

部屋から出るなり

ゲッソリした顔で呟くの

あぁ疲れたって

特に何もしていない1日だったのにね

 

じゃあテーマパークはどう?

テーマパークを出た時の 

あなたの第一声は なんだか分かる?

 

あぁ楽しかったって言うのよ

最高の笑顔で

 

1日はしゃいで疲れているはずなのにね

 

私はあなたに

テーマパークで過ごすみたいに生きてほしい

 

きっと何処かで見ていてくれる彼は

毎日笑って楽しそうにしているあなたに

惚れ直すでしょうね

 

だって彼は あなたの笑顔が好きだから

 

ちょっと照れ屋な彼だけれど

あなたに聞こえないことをいいことに

何度も囁くはずだわ

 

愛してるよって

 

そんな時の彼はきっと

あなたと同じ顔をしているはずよ

 

あなたが笑えば彼も笑う

それは何処にいても きっと変わらないの

 

ただちょっと

いる場所が変わっただけよ

 

彼の分まで生きる

それは

彼の分まで笑うってこと

彼の分まで楽しむってこと

 

彼の分まで・・・

彼の分まで・・・

これはあなたが自分で決めたことよ

 

だからあなたは大変なの

だって全部2倍だもの

全力で生きなきゃね

 

大丈夫

そうやって全力で生きていればね

あっという間に彼と再会出来る日が来るから

・・・ってこれは

前向きな発言なのか

後ろ向きな発言なのか

 ・・・

これはあなたにとって

前向きでも

後ろ向きでもある発言ってところかな

 

要は

それだけ

きっと人生は短いと思うよってこと

 

彼を見送ってからのあなたは

いっぱい悲しい思いをしたでしょう

いっぱい苦しい思いをしたでしょう

 

後ろを向いて

泣いて

泣いて

そうして

気が済んだら

前を向いて生きればいいの

 

彼はもう あなたの泣き顔は見飽きたはずよ

だから今度は笑いなさい

 

いつか彼の待つ場所へ旅立つ時に

この人生が幸せだったと

心から思えるように生きなさい

 

彼女の話を黙って聞きながら頷くと

鏡の向こう側の彼女が微笑んだ

 

これは 

私から私への

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