拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

台風

あなたへ

 

こちらでは、大きな台風が迫って来ています。

 

地球史上最大級

そんな言葉を聞いて、私は今、とても怯えています。

 

仕事帰りに、スーパーへ立ち寄りましたが、

パン売り場は、空っぽ。

 

カップ麺コーナーでは、

我が家での定番とされるものは、全て売り切れており、

これまでの私が見向きもしなかった、

ちょっと変わったカップ麺を買ってきました。

 

スーパーの売り切れの棚も、

これまでにない程の、大渋滞の帰り道も、

私の不安を掻き立てるには、十分過ぎる材料でした。

 

帰宅すると早々に、

ベランダのものが飛ばないよう対策をし、

窓ガラスには、テープを貼って、万が一に備えました。

 

ラジオなど、思いつく限りの、身の回りの準備も整えましたが、

後は何をすればいいのでしょうか。

 

こんな時、あなたがいてくれたらって、思ってしまいます。

 

あなたが、ただ側にいてくれるだけで、何も怖くなかったのは、

あなたが、とても、大きな器の持ち主だったからなのでしょう。

 

あの頃の私なら、あなたの側で、

ただ、ピーピーと騒ぎながら、寄り添っていれば良かった。

 

怖がりな私が、怖がりのままでいられたのは、

あなたが側にいてくれたからだったね。

 

回避することが出来ない自然災害は、本当に恐ろしい。

 

あと何度くらい、こんなふうに、

あなたがいてくれたらと思ってしまう場面に出くわすのだろう。

 

今日の私は、なんだかとても、弱気です。

ちょっと、疲れているのかしら。

 

眠ったら、元気になるかしらと考えながらも、

眠りから覚めた頃には、台風が来ているのだろうかと思うと、

なんだか不安で、

きっと今夜は、眠れないのでしょう。

 

ねぇ、あなた

 

突然、台風が消えてなくなりました

なんて、そんなニュースには、ならないでしょうか。