拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

安否報告

あなたへ

 

台風が去りました。

まずは、あの子も私も無事であることを、報告します。

 

いつもは、あまりテレビをつけない我が家ですが、

昨日は、テレビをつけたままで過ごしました。

 

窓ガラスが割れるのではないかと心配になるほどの強い風に、

あの子と2人で怯えながら、

窓には近づかないようにして下さい という、

テレビからのアナウンスを聞きながらも、

外ばかりが気になりました。

 

余ったテープで、

更に窓ガラスの強化をしながら覗いた窓の外では、

今にも折れてしまいそうな勢いで、

外灯や樹木が揺れていました。

 

多くの地域で、停電被害がありましたが、

幸いにも、この辺りでは、停電もなく、

無事に過ごすことが出来ました。

 

竜巻や、川の氾濫など、

テレビでは、恐ろしいニュースが流れ続け、

あの子と2人、口が開いたまま、塞がらずに、

無言でテレビを見つめました。

 

あなたの通勤ルートだった道の近くを流れる川も、水位が上昇し、

その近隣の方へ、避難勧告が出されました。

 

この場所から、少しだけ離れた、坂を下った場所。

 

あの頃、あなたとあの子と3人で、

何度も買い物へと出掛けたお店の辺り一帯は、水没し、

目も当てられないような光景が広がっています。

 

何機ものヘリコプターや緊急車両のサイレンの音に、

被害の大きさを痛感させられます。

 

今日のこちらでは、雲ひとつない青空が広がり、

台風が去ったのだと、安堵しながらも、

被害に遭われた方々を思うと、

心が痛み、手放しで喜ぶことは出来ません。

 

青空の下、何事もなく、

台風対策の片付けをすることが出来るのが、

どんなに幸せなことなのかと、考えさせられました。

  

それから、

あなたの実家の皆が、無事であることも報告しておきます。

 

実家の近くを流れる川も増水し、木々は折れ、

酷い状態の写真が送られて来ましたが、

現在は、川の横にある、あなたの実家へと続く道を通ることも、

出来るようになったそうです。

 

あなたの実家辺りでは、一時は停電したものの、今朝には復旧し、

皆、元気にしているとの連絡がありましたので、

心配しないで下さいね。