拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

愛おしい時間

あなたへ

 

寒さに向かうこの季節、

思えば、あの子は、毎年、今くらいの時期になると、

体調を崩すように思います。

 

今年も例外なく、体調を崩したあの子は、

熱はないけれど、頭が痛い

咳は酷くはないけれど、鼻水が止まらないと、

なんだか、とても辛そうな様子に、

昨日は、学校をお休みさせました。

 

薬を飲んで、1日寝ていたあの子。

 

私が仕事から帰宅した頃に起き出し、

随分、楽になったと、元気な顔を見せてくれました。

 

麦茶が飲みたい

アイスクリーム持って来て

布団を直して欲しい って、

体調を崩した時には、必ず甘えん坊になるあの子の要求に応え、

身の回りの世話をしながら、

私は、あと何回くらい、あの子の側で、

こうして甘えさせてあげることが出来るのかなって、

そんなことを考えていました。

 

日々、大人へと成長していくあの子。

 

私の元から巣立ち、1人になれば、

体調を崩しても、

もう、私が側にいてあげることは出来ません。

 

永遠とも感じられていた子育てですが、

あの子の成長と共に、

終わりの日を考えるようになったのは、いつ頃からだっただろう。

 

時には、ちょっぴり面倒に感じてしまうことも、

ふと、あと何回、これをあの子にしてあげられるのだろうかって、

そんなことを考えながら、

あの子との時間全てが、愛おしい時間に感じています。

 

手を掛けてあげたくても、

私の手助けなど必要としなくなる日は、

きっと、そう遠くもないのでしょう。

 

さて、

昨日、たくさん眠ったお陰で、

あの子は、随分と、体調も良くなったようです。

 

もう少し、休んだ方がいいんじゃない?

 

元気になったあの子には、

もう、私の声など届きません。

 

友達と遊びに行ってくるね

 

そそくさと準備を整えたあの子は、

昨日、あんなに甘えん坊だったことが嘘のように、

午前中から、元気に出掛けて行きましたよ。

 

元気なあの子の姿に、これで、一安心ですね。