拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

500の手紙

あなたへ

 

こうして、あなたに初めて手紙を書いたのは、

あなたを見送ってから、

間も無く2年を迎える頃のことでしたね。

 

あれから、ゆっくりと、文字を綴りながら、

今日は、あなたに500通目の手紙を書きます。

 

遺した人が、この先、どんな人生を送るのか、少し気になる

 

これは、病床時に書き遺した、

あなたの言葉です。

 

あの頃のあなたは、どんな気持ちで、この文字を綴ったのだろう。

 

あなたが書き遺した想いを、何度も思い出しながら、

あなたに手紙を書こうと思い立ったのが、

この手紙の始まりでした。

 

私の想いを綴ったこの文字たちが、

そちら側と、こちら側を繋ぐものであったらいいなって。

 

私たちには、

歩んで来た道を、一緒に、ゆっくりと振り返る時間も、

私の気持ちを全部、あなたに伝える時間も、足りなかったけれど、

想いを伝えるやり方は、

こんな形もあるのだと、気付かせてくれたのは、

あの頃の、あなたの想いがあったからでした。

 

あなたがノートに書き遺したその想いが、

今の私へと、変えてくれたんだよ。

 

あの子、大きくなったでしょ?

ねぇ、あなた。あの時のこと、覚えてる?

今日はね、こんなことがあったよ。

もっと、一緒にいたかったね。

あなたに、逢いたい。

 

これからも、私は、あなたを想い、手紙を書き続けるのでしょう。

 

空を見上げては、

きっと何処かで、手紙を読んでくれているあなたを想いながら。

 

ゆっくりと綴った500の手紙たちが、

どうか、あなたの元に届いていますように。

 

 

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