拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

ありがとうの日 -2020-

あなたへ

 

昨日送った招待状は、あなたの元に届いたでしょうか。

今日は、あなたのお誕生日です。

 

あなたを見送り、

お誕生日おめでとうを伝える日から、

たくさんのありがとうを伝える日へと形を変えて、

あの頃と変わらずに、あなたのお誕生会を開く我が家。

 

この、ありがとうの日、始まりの日のことを思い出していました。

 

あなたのお誕生会を、変わらずに開くこと。

これは、あの子が提案してくれたことでした。

 

もうすぐ、お父さんの誕生日だね

今年も、お父さんのお誕生会を開こうね

 

これは、あなたを見送ってから、

初めて迎えた2月の、あの子の言葉です。

 

あの時のあの子は、

毎年、開いていたあなたのお誕生会がとても楽しかったことや、

我が家での行事を、ここで終わりにしたくないこと。

あなたが何処にいても、

2月5日が、あなたの誕生日であることに変わりはないのだと、

たくさんの想いを話して聞かせてくれました。

 

あなたが此処にいない毎日が、ただ苦しくて、

少しも前を向けずにいたあの頃。

カレンダーを見つめながら、

あの夏が遠ざかることを、受け入れることが出来ずに、

深い悲しみの底で、動けずにいた私を、

あの子の言葉が、救ってくれたのでした。

 

毎年、あなたへのありがとうの日を迎える度に、

あの頃のあの子の言葉を思い出します。

 

悲しみの底から救ってくれた、

あの子の言葉を、私は、絶対に忘れないでしょう。

 

きっと、あの時のあの子の言葉がなければ、

こうして、あなたのお誕生日の日に、

形を変えて、パーティーを開くことも、

あの頃と同じように、

あなたの笑顔を思い浮かべながら、料理に腕を振るうことも、

なくなっていたのだと思います。

 

あの子には、本当に感謝しています。

 

あの子の想いから生まれた、ありがとうの日は、

今年で6回目を迎えました。

 

あなたと一緒に過ごした、お誕生会と同じように、

この、ありがとうの日にも、たくさんの思い出が増えていきます。

 

あの子との楽しいお喋りや、

きっと、パーティーに参加してくれているあなたへの想い。

 

生まれて来てくれて、ありがとう。

私と出会ってくれて、ありがとう。

あの子に生をくれて、ありがとう。

いつも守ってくれて、ありがとう。

 今年も、きっと、パーティーに来てくれてありがとう。

 

今年のパーティーも、とても楽しかったですね。

 

この世界に誕生してくれたあなたへ、

たくさんの愛を込めて。