拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

異常事態

あなたへ

 

こちらでは、新型肺炎が流行っています。

 

こんな手紙を書いたのは、1月のことでしたね。

新型肺炎とは、コロナウイルスによる感染症のことで、

特効薬は、開発中だそう。

 

あれからのこちらでは、

とても大変なことが起きています。

 

あの頃は、たくさんの種類のマスクが売り場へと並んでいましたが、

あれから、暫くが経ち、どこのお店でも、マスクや消毒液が品切れとなり、

今でも、入荷未定の貼り紙がされています。

 

最近では、トイレットペーパーやティッシュ、

キッチンペーパーなどの紙製品までもが、

一時、売り場から消え去ったのです。

 

紙関係がなくなるとのデマの情報から、このような事態が起きたようですが、

紙関係の品切れに加え、食料品までもが、かなりの品薄となり、

売り場からものが消えたスーパーの光景は、

震災後の頃を想起させるものがありました。

 

現在は、紙製品も、食料品も、

若干の品薄と、購入規制はあるのものの、店内に並んでいます。

お陰で、生活に困ることはありませんが、

次はどんな事態が起こるのだろうかと、

不安になってしまうのは、私だけでしょうか。

 

コロナウイルスは世界中へと広がり、

連日のニュースで目にするのは、増えていく感染者数と、死亡者数。

 

この不穏な事態に、たくさんの噂や憶測が飛び交います。

どれも恐ろしい話ばかりで、

噂を耳にする度に、ただ怯えながら、

早く終息して欲しいと、日々、願うばかりです。

 

あなたを見送り、

こんなにも恐ろしいことが待っていることなど、

想像もしていませんでした。

 

あなたなら、

この事態をどんなふうに受け止めたのだろう。

 

私1人で、あの子を守れるでしょうか。

 

いえ、

こんな弱気ではいけません。

 

あの子にも、私にも、夢があります。

 

いつの日か、空の彼方のあなたへ、

あの子も私も、夢を叶えて頑張っているよと、

素晴らしい報告をするのが、私の夢であり、目標です。

 

なんとしても、この異常事態を、

あの子と一緒に乗り越えなければならないのです。

 

絶対に、私があの子を守ってみせますとも。