拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

恐怖との戦い

あなたへ

 

あなたに初めて、コロナウイルスに関する手紙を書いたのは、

今年に入ってからのことでしたね。

 

念のために、マスクを少し多めに購入し、

どうしたら良いのかも分からずに、

お味噌汁作りに力を入れたりと、

試行錯誤している間に、きっと、この事態は終息するのだろうって、

あの頃の私は、そんなふうに考えていました。

 

あなたにも、

あの時は大変だったけれど、乗り切ることが出来たよって、

きっと、すぐに良い報告が出来る日が来るのだと思っていました。

 

今思えば、それはとても浅はかな考えでした。

 

あれからのこちらでは、

あなたが見たこともないようなことが起きています。

 

テレビやインターネットで観るのは、

増えていくコロナウイルスの感染者数。

この辺りでも、どんどん、

コロナウイルスの感染者が増えて行きます。

 

出来るだけ、前向きな気持ちでこれまでを過ごして来ましたが、

私は、今、怖くて仕方がありません。

 

今日、全国に緊急事態宣言が出されました。

 

あなたを見送り、

こんな恐怖と戦う日が来るだなんて、考えてもみませんでした。

 

最近の私は、

もしものことを考えては、

夜も眠れず、不安になります。

 

布団に入り、目を閉じると、

待っているのは、

私が想像する、とても恐ろしい世界なのです。

 

そこには・・・

いえ、あんなに恐ろしい世界を文字にすることは、

やめておきます。

 

いつになったら、

この恐怖から解放されるのでしょうか。

 

あの子を守らなくては。

そう自分を奮い立たせながらも、本当は、

今の私は、心が折れてしまいそうで、とても辛いです。

 

ねぇ、あなた

一度、帰って来てくれませんか?

 

こんなふうに、あなたにお願いをすることが出来たのなら、

どんなに良かっただろう。

 

ただ、あなたの側に寄り添う時間が欲しい。

 

もしも、あなたが此処にいてくれたのなら、

今夜、あなたは、

どんな話を聞かせてくれたのでしょうか。

 

きっと、あなたなら、

眠れない私のために、素敵な話を聞かせてくれるはずなの。

 

それは、どんな話なのだろう。

 

深呼吸をして、想像してみます。

今の私が聞くことの出来ない、あなたの素敵な話を。

 

今夜は、

あなたのことだけを考えて、眠りに就きたい。

 

私は今、あなたに、とても逢いたいです。 

 

 

 

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