拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

その短い人生の中で

あなたへ

 

あの頃のあなたは、

未来の私たちのために、

大切なものを持たせてくれたことに、

気が付いていましたか。

 

あの頃のあなたが、

私たちに何をくれたのかを考えていました。

 

あなたは、その短い人生の中で、

あの子にも、私にも、夢を持たせてくれました。

 

そう気が付いたのは、あなたを見送ってからのことでした。

 

あの頃の私たちは、たくさんの時間を一緒に過ごしながら、

たくさんの話をしましたね。

今思えば、あの時間は、

あなたが、私たちの心の中に、

小さな種を植えるような時間だったのだと思います。

 

あなたを見送り、あなたを想いながら生きる日々、

あの頃のあなたが、こっそりと植えてくれていた種は、

芽を出しました。

 

あの子と私。

見ている夢は違うけれど、

それぞれに、大きな目標を掲げ、今を歩んでいます。

 

あなたを見送ってからの日々を思い返してみれば、

あなたは、此処にいる間に、

私たちが道に迷わぬようにと、

それぞれに種を植えてくれたのだと思いました。

 

今の私よりも、年下のあなたなのに、

その短い人生の中で、あなたは、それをやり遂げた。

それは、とても凄いことだと思いました。

 

あなたに逢いたい。

 

あなたを見送ってからの私は、

泣いては立ち止まり、

何処かにあなたを探してしまうけれど、

私の中に顔を出した小さな双葉が、

逢いたいけれど、

今はまだ逢えない人なのだと、私に教えてくれました。

 

だって、

あの子も私も、まだ夢を叶える途中。

今はまだ、あなたに、胸を張って、

頑張ったよって言える私たちじゃないもの。

こんなに中途半端なままじゃ、

あなたの隣に立ちたくない。

 

昨日は、とても弱気な手紙をごめんなさい。

 

この、想像もしていなかった恐ろしい事態に、

ニュースを観れば、心が折れそうになるけど、

私、頑張る。

 

あなたに逢いたい。

 

そんなふうに泣きながらも、私はいつも、こうして、前を向く。

夢を持たせてくれたあの頃のあなたが、

こうして、ちゃんと前を向かせてくれるの。

 

あなたは、その短い人生の中で、

私たちに夢を与え、

そして、

生きる力を与えてくれた人。

 

今日の私は、

穏やかな空を見上げながら、改めて、思いました。

 

あなたと結婚出来て、良かったなって。

 

あなたは、とても偉大な人ですね。

本当に、尊敬しています。

 

この先、私がどんなに年を重ねても、

きっと、

あなたには、敵わないのでしょう。

 

 

 

 

 

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