拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

コトバ -幸せな人-

私は

とても幸せな時間を知っている

 

好きな人が出来たの

友人にそう報告する直前の

胸の奥が擽ったい瞬間を知っている

 

好きな人からの連絡を待つ時間は

なんだかソワソワと落ち着かなくて

着信音が聞こえた時には

ほんの少しだけ胸の奥がキュッてなる

そんな瞬間を知っている

 

好きな人を想う時に感じる

あの

ふわふわした時間を知っている

 

好きから

愛に変わりゆく時間を知っている

 

好きな人が自分を好きになってくれることも

愛する人が自分を愛してくれることも

奇跡だと思う

 

愛する人と家族になり

小さな命が生まれた

 

愛する人との子が

どんなに可愛いかを知った

 

愛する人と一緒に

我が子の成長を見守りながら

深まる絆というものがあることを知った

 

毎日

当たり前に同じ家に家族が揃う

 大切な人が集まる大切な場所が出来た

 

私が住むこの街には

大切な人との思い出が溢れるようになった

 

なんでもない毎日は

掛け替えのない

宝物のような時間だと思う

 

ただ生きているだけで

愛する人との幸せな時間は

どんどん刻まれ

私の胸の中には

たくさんの幸せが蓄積されていった

 

私は

幸せな時間を

たくさん知っている

 

とても幸せな人