拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

秋の気配

あなたへ

 

静かな公園を散歩したい

 

長かった梅雨が明け、連日の青空を眺めながら、

お気に入りの公園の景色を思い浮かべていたのは、

8月に入ったばかりの頃の私でした。

 

足の痛みに耐えられず、何処へも行けないままに、

今年の夏は、ベランダに出ては、

空を見上げることが多かったように思います。

 

ベランダの柵に、もたれかかりながら、思い出していたのは、

あなたと過ごした、たくさんの夏の日の思い出。

 

あなたと一緒に見上げた夏空が、とても綺麗だったこと。

 

川で水遊びをした日は、

冷たい水が、とても気持ちが良かったですね。

 

夏の音に混ざって、あの頃の笑い声が聞こえてきそうな気がして、

空を見上げたままに、耳を済ませながら、

今年は、とても静かな夏を過ごしました。

 

夕方の爽やかな風に、

秋の気配を感じたのは、つい先日のことでした。

 

日中の強い日差しには、まだまだ夏を感じますが、

気が付けば、少しずつ、夜が長くなってきました。

 

漸く、普通に歩けるようになった頃には、秋を感じるだなんて、

なんだか笑ってしまいますが、

あの子も私も、

健康に過ごすことが出来たことに、感謝しながら、

この2020年の夏を見送りたいと思います。