拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

福笑い

あなたへ

 

福笑いって知ってる?

 

なにそれ?怖い話?

 

これは、年末のあの子との会話です。

 

このお正月は、何処へも行かず、家にいる。

そう決めた我が家では、

少しでも楽しい気持ちで過ごせるようにと、

あの子の好きな食べ物を、たくさん準備しましたが、

食事以外では、

どんな時間を過ごしたら良いのかと考えていました。

 

そうして、

日本の伝統的なお正月遊びをしてみようと思い立った私の中に、

ふと、思いついたのが、福笑いでした。

 

これは、私も、

幼い頃に一度しか遊んだことのない遊びでした。

 

あの子が福笑いを知らないことには、驚きましたが、

よく考えてみれば、

お正月に、福笑いをして遊ぼうなどと、

一度も考えたことのなかった我が家で育ったあの子が、

福笑いを知らないのは、当然だったのでしょう。

 

福笑いと聞いて、

何故だか、怖い話を連想したあの子をそのままに、

お正月に入ると、早起きをして、

あの子に見つからないように、こっそりと、福笑いを作りました。

 

初めて見る福笑いに、興味津々だったあの子。

早速、2人で遊んでみれば、

目を閉じて、パーツを置いていく

そんなオーソドックスな遊びから、

パーツを置き換えて、不気味な顔を作るという、

我が家独自の別な遊びが生まれました。

 

目を閉じて、パーツを置き、仕上がったその顔に笑い、

不気味な顔を作っては笑い、

何処へ出掛けるでもなかった我が家ですが、

あの子と一緒に遊びながら、

笑顔で新年を過ごすことが出来ました。

 

今日で、正月三が日が終わり、

またいつもの日常生活へと戻ります。

 

今年は、良い年にしたいな

 

これは、今日のあの子の言葉。

 

これからも、暫くの間は、

我慢も、不自由さもあるのでしょうが、

きっと、見方を変えれば、

素敵なことが、たくさん待っていてくれるのでしょう。

 

この2021年の私たちも、

それぞれに目標を持ち、夢へと向かって歩んでいきます。

 

今年の私たちは、あなたへ、どんな報告が出来るのでしょうか。

とても、楽しみです。