拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

寒波に蘇った記憶

あなたへ

 

年末頃から、寒波という言葉を、よく耳にするようになりました。

その言葉の通り、ここ最近のこちらは、とても寒く、

朝は、目が覚めても、布団の中の温もりから離れられずに、

起きるまでに、時間が掛かってしまうこともしばしば。

 

ですが、一度起きてしまえば、

スッキリと目を覚ますことが出来るのが、この時期の良いところです。

 

冷たい風に当たりながら、思い出していたのは、

いつかのあなたが連れて行ってくれた、

大きな氷柱の出来る場所でした。

 

今年のあの場所には、

どれほどの大きな氷柱が出来ているのかなって。

 

寒さが苦手な私ですが、

もしも、今、あの場所へ行くことが出来るとしたのなら、

私は、ワクワクとしながら、出掛ける支度を整えたのでしょう。

 

あの日のことを教訓に、

手が冷たくならないようにと、防寒対策に優れた手袋を準備して、

そして・・・そう。

きっと、コートは二枚重ね。

私のコートの上に、

あなたの大きめのベンチコートを羽織るのよ。

 

ほら、いつかの初詣のお参りへ行った日に、

あなたが、私に着せてくれたでしょう?

 

外は寒いから、

そのコートの上から、これを着るといいよって。

 

あの時の私は、

コートの上にコート?って、笑ったけれど、

あの二枚重ねは、最強でした。

 

大きな氷柱の出来る場所へ行くことを思い描きながら、

不意に蘇った、

コートの上に、コートを重ねて着て、笑った日のこと。

 

寒さに身を竦めながら、

なんだか、笑ってしまいました。

 

こちらでは、明日から更に、寒さが厳しくなるようです。

私は、明日からも、ちゃんと起きることが出来るでしょうか。

 

あなたがいる場所は、

暖かな場所だといいなと、そっと祈りながら、

またひとつ蘇った、あの頃の記憶を、

大切に、胸へと刻み直しました。

 

 

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