拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。

夢を叶えようとする人

あなたへ

 

うちの息子がね、今の仕事、辞めるって言うのよ

次の仕事、何をすると思う?

 

これは、職場の先輩の言葉です。

 

長い間、他県で活躍していた先輩の息子さんが、

ひとりで暮らす先輩の元へと帰って来たのは、

数年前のことでした。

 

時々、息子さんのことを話して聞かせてくれる先輩の言葉に、

私には、息子さんの夢が見えていました。

 

きっといつか、

大きな一歩を踏み出す日が、来るんだろうなって。

 

次の仕事、何をすると思う?

 

先輩の言葉は、こう続きました。

自分で仕事をするって言うのよって。

 

洋服が大好きな息子さん。

休日になると、部屋からは、

絶えずミシンの音が聞こえてくるのだと話してくれた先輩は、

息子さんが作ってくれたという洋服を着て出勤し、

見せてくれたことがありました。

 

これね、息子からの誕生日プレゼントなのよって、

とても嬉しそうに。

 

先輩の息子さんは、今の仕事を辞めた後、

自分で、洋服関連の仕事をする様子。

 

これまでに、先輩が聞かせてくれた息子さんの話を思い返しながら、

漸く、夢が叶う時が来たのだと、

私まで、嬉しい気持ちになりながら、頷きました。

 

良いと思います

凄く良いと思います

応援していますとお伝えくださいと。

 

自分の歩みたい道へ進もうとする人の話とは、

どうしてこうも、キラキラと輝いて見えるのでしょうか。

 

家に帰り、早速、あの子にも、この素敵な話を聞かせると、

素晴らしいね

俺も応援するよと、

あの子もまた、とても楽しそうに、頷いていました。

 

先輩の息子さんには、

一度もお会いしたことはありませんが、

自分の夢を叶えるために、

一歩前へと進み出ようとする息子さんの歩む道が、

明るく照らされますようにと、

そっと願いながら、

なんだか、私たちまで、勇気を貰ったような気がしました。

 

 

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