拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

眠りに辿り着く方法

あなたへ

 

夏休みや冬休み、そして、春休み。

長いお休みに入ると、必ずと言っていい程に、

生活リズムが大幅に狂ってしまうあの子。

 

早い時間に布団に入っても、なかなか眠ることが出来ないままに、

明け方になってしまうことが、新学期の始まりの恒例でしたが、

近頃のあの子は、

すぐに眠りに就く方法を取得したのだそうです。

 

それは、布団に横になったら、

意識的に、目や口の力を抜き、肩の力、足の力を抜いて、

頭の中を空っぽにするというもの。

 

その方法を取ると、すぐに夢と現実の間へと辿り着き、

やがて、いつの間にか、眠っているのだとか。

 

これは、どうやら、米軍式睡眠法のようです。

この睡眠法を取得することが出来れば、

どんな状況下であっても、眠ることが出来るのだそうです。

 

つい先日までは、眠くて仕方がなかった私ですが、

近頃は、疲れていても、眠りへの時間までが遠く、

寝付きが、あまりよくありません。

 

あの子から教わったこの方法を、何度か試してみましたが、

何故でしょうか。

夢と現実の間へ辿り着くことは出来ますが、

そこから先へ進むことはなく、

現実世界へと、戻って来てしまうのです。

 

あの子に言わせれば、私は、修行が足りないのだそうですが、

年のせいなのかも知れないな などと、

こんな考えが、ふと、頭を過ぎりました。

 

あなたよりも、3つ年上になってから、間もなく、1か月を迎えますが、

近頃は、年のせいか、なかなか眠れず、そして、眠りも浅くなりました。

なんて言ったら、あなたは、どんなふうに笑うのだろう。

 

あなたが経験出来なかった年齢では、

きっと、こんなふうに、

年のせいかしら

なんて、考えることも、少しずつ出てくるのでしょう。

 

それでも、こんな変化も楽しんでいければ良いかなと、前向きに捉えてみます。

 

あの子が教えてくれた、眠りに辿り着く方法を試しても、

眠ることが出来ないのであれば、

眠れない夜を、どんなふうに楽しんでみようかな

こんなことを考えてしまう今日この頃です。