拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

あなたが見てみたかった景色を思い描いて

あなたへ

 

もしも、あなたが、

この年齢を生きることが出来たとしたのなら、

此処に立つあなたの瞳には、

どんなものが映っていたのだろう。

 

あなたよりも、1歳年上の世界で、

あなたよりも、2歳年上の世界で、

あなたが見るはずだった景色を思い描きました。

 

そして、今の私が生きる、

あなたよりも3歳年上のこの世界のあなたは、

どんなものを見つけたのだろう。

 

あの頃のあなたに、夢があったように、

この何処かの世界でのあなたは、

新たな夢を見つけていたのでしょうか。

 

それは、どんな夢だったのだろう。

 

あなたにしか見ることの出来ない夢を想像してみたり、

様々なことを学びながら、

進化を遂げるあなたの姿を想像してみたり。

あなたよりも年上になることが出来た私は、

その年齢のあなたの瞳に映るはずだった景色を思い描きました。

 

今頃のあなたは、何を見ていたのだろうかって。

 

あなたにしか見ることの出来ない景色に想いを巡らせては、

あの夏のあなたの笑顔を思い返します。

 

あなたの分まで、頑張るよ

 

こう決意を固めた私には、

あなたのために、何が出来るのだろう。

 

あの夏のあなたの言葉を思い返しながら、

あなたが見てみたかった景色を思い描いて、

しっかりと前を向いてみる。

 

生きることは時々、苦労の連続で、

時には、大きなため息に向き合わなければならないこともあるけれど、

頑張らなくちゃね。

 

ねぇ、あなたは、どんな景色が見てみたかった?