拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

洗車雨の音を聞きながら

あなたへ

 

今日のこちらでは、夕方から雨が降りました。

 

ねぇ、あなたは知っていましたか。

七夕の前日に降る雨を、洗車雨と呼ぶのだそうです。

織姫に会いに行く前に、彦星が牛車を洗っている水だから、洗車雨。

 

そして、七夕に降る雨を、催涙雨と呼ぶのだそうです。

 

こちらは、

織姫と彦星が天の川を渡れなくなり、流す涙とも、

織姫と彦星が逢えたことが嬉しくて流す涙とも、

逢うことが出来た2人が、別れを惜しんで流す涙とも言われているようですが、

私は、逢えたことが嬉しくて2人が流す涙なのだと思っています。

 

桜が咲くことを促す雨を催花雨、

夏の日照りが続き、やっと降る恵みの雨を喜雨、

晩秋から初冬にかけて、降っては止み、止んでは降る小雨を叢時雨、

冬に積もった雪を溶かすように降る雨のことを雪解雨。

 

雨は雨でも、様々な呼び方があることを知ったのは、いつの頃だっただろう。

日本には、雨を表現する言葉だけでも、400以上もあると言われているそうです。

 

日本には、文字で表現する美しいものがたくさんあるような気がします。

日本語しか話すことが出来ない私は、

海外でのそれについては全く分かりませんが、

もしもね、

日本人として生まれてきた理由があるとするのなら、

私はこの国にある美しい文字たちに触れてみたかったのかも知れないなって、

洗車雨の音を聞きながら、

今日の私はふと、こんなことを考えていました。

 

 

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あなたからのお告げ

あなたへ

 

あなたから私へのメッセージであろう言葉が届いた日に、

何気なく手帳へ、あなたからのお告げと書き込んで、

思わずひとりで笑ってしまったのは、先月の私です。

だって、お告げって。

 

なんとも言えない込み上げるものがありながらも、

思いついてしまったこの、あなたからのお告げというフレーズを、

なんだかとても気に入ってしまったあれからの私は、

日常の中で見つけたあなたからのメッセージや想いであろう言葉を見つけると、

あなたからのお告げと題して、手帳へと書き込むようになりました。

 

お告げ、とは言っても、

神様が授けてくださるような重みのあるそれとは違っていて、

あなたからのお告げは、些細なことから、

私を安心させるような温かさを纏ったものまで様々ですが、

そこには必ず、私がよく知るあなた色が染まっているようにも感じられるのです。

 

あれからの私の手帳には、

幾つくらいのあなたからのお告げが書き込まれただろう。

 

パラパラと手帳を巡りながら、私が歩んだ道のりを辿ってみれば、

やっぱり、あなたからのお告げという言葉が可笑しくて、

なんだか笑ってしまいました。

 

あなたに逢いたくなってみたり、

急に寂しさを感じてみたり、

こうして笑ってみたり。

私って、なんだかとても忙しい。

 

でもきっとね、

こんな私を何処かであなたが見ていたのなら、

一緒に笑ってくれているような気もしています。

 

 

 

ご祝儀袋の中の三角関係

あなたへ

 

こちらでは、お札のデザインが新しくなり、

新紙幣の発行、引き渡しが始まったようです。

お札のデザインが変わるのは、20年振りなのだとか。

 

私の手元には、まだ新しいデザインのお札はありませんが、

インターネットで新しいデザインのお札を眺めてみました。

 

一万円札は、日本初の銀行を設立しただけでなく、

500もの企業設立などに携わり、日本近代社会の創造者と言われる渋沢栄一が、

五千円札は、日本初の女子留学生であり、

女性の地位向上と女子教育に尽力した教育家の津田梅子が、

千円札は、伝染病予防や細菌学の発展に大きく貢献し、

近代日本医学の父と呼ばれている北里柴三郎が、

肖像に選ばれたのだそうです。

 

電子マネーを活用するようになった私ですが、

こうして、お札のデザインが新しくなったとなると、

なんだか、新しいデザインのお札を使ってみたいような気持ちになります。

 

新しいデザインのお札の流通本格化は今日からの様子。

そのうち私の手元にも、

新しいデザインのお札が渡ってくるのでしょう。

新しいデザインのお札を手に取るのも、使うのも、なんだか楽しみです。

 

今日の私は、インターネットで新しいお札のデザインを眺めながら、

お札に纏わるあの子のエピソードを思い出して、思わず笑ってしまいました。

 

折角なので、今日はあなたにも、

あの日のあの子のことを話してみたいと思います。

 

あれは、あの子がまだ専門学生の頃のことでした。

あの日の私たちが話していたのは、結婚式のご祝儀について。

 

友達の結婚式のご祝儀って、いくらくらい包むものなの?

 

こんなあの子の言葉に、

友達であれば3万円が相場ではあるけれど、

2万円を包んで、1万円くらいのものを、形に残る記念品として贈る人もいることや、

まだ若い人は、収入面から、

2万円を包むという考え方もあることを話したのでした。

 

私たちが結婚式を挙げたのも、友人たちの結婚式ラッシュがあったのも、

もう、何年も前の話。

 

私が知っていることは、古い考え方である可能性があり、

時代によって変化するものであることや、

地域によってもそれぞれ違う場合もあることなんかを話しながら、

2万円を包む場合の話を付け足したのでした。

 

偶数は別れを連続させるから、

2万円を包む場合には、一万円札を1枚と、五千円札を2枚。

お札を3枚にすれば、割り切れないでしょう?

 

これは、まだインターネットの世界には縁遠かった頃の私が、

誰かから聞いたことのある2万円をご祝儀として包む場合のマナーですが、

私の話を聞き終えたあの子が言いました。

 

男が1人と女が2人か・・・

結婚式なのに、本当にそれでいいの?って。

 

あの子の言葉には笑いましたが、言われてみれば確かに。

 

私が2万円をご祝儀として包む場合のマナーを聞いた頃の五千円札と言えば、

新渡戸稲造、男性でしたが、

あの子が知る五千円札と言えば、樋口一葉。女性です。

 

時代の流れにより、

ご祝儀袋の中での三角関係が気になってしまった私たちは、

2万円を包むと想定した場合には、

一万円札1枚と、千円札10枚の方が、平和的であると、結論を出したのでした。

 

あの子の発想には、いつも笑わされてきましたが、

これもまた、とても印象に残るあの子の笑ってしまう発想です。

 

思えば、私たちが結婚式を挙げた頃よりも、様々に時代が進化してきました。

いつの日か、電子マネーでお祝いを贈ることが主流となり、

私たちがよく知る、キラキラとした可愛らしいご祝儀袋は、

珍しいものへと変わる日も来るのかも知れませんね。

 

 

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