拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

私が歩んだ道のり

あなたへ ねぇ、あなた。 色々と凄いことに気が付いてしまいました。 これまでに歩んだ私の道のりを、改めて振り返ってみれば、 なんだか映画でも観ているような気持ちになってしまったのは、昨夜の私でした。 今の私が、自分なりに楽しみながら、ひとりで歩…

軌道修正

あなたへ 1人だし、今日は簡単なもので良いかな 今日は・・・簡単でいいよね 私1人だしね ここ最近の私がついつい手を抜いていたのは、食事の準備でした。 連日、簡単な食事で済ませながら、 やるべきことに向き合ってきた私ですが、 ふと、気が付きました。…

6年前の梅雨の日

あなたへ 6年前の丁度、今頃の時期を思い出していました。 あの年の梅雨には、 あの子が生まれて初めて見たものがありました。 星が飛んでいるみたいだね 小さな子供みたいに大はしゃぎで、あの日のあの子が見つめていたのは、 ホタルでした。 あれは、あの…

今年の梅雨入り

あなたへ そういえば、いつの間にか梅雨入りしてたんだね 今年の私は、 梅雨入りのことなど全く気にせずに、歩みを進めていたのだと、 漸く気が付いたのは、 梅雨に入ってから、どれくらいが経ってからのことだっただろう。 毎日、自分なりの前を見て、歩み…

修行を終えた先

あなたへ 人生は修行だって、こんな言葉があるでしょう? 人は何度も生まれ変わって、何度も修行を重ねながら、魂を磨くんだよ とか、 魂を磨くために、色々な困難な出来事と遭遇するんだよ とか、 こんな話はきっと、あなたも聞いたことがあるでしょう? 人…

きのこの置き物

あなたへ 何色がいい? ひとつ買ってあげるよ 赤、青、黄色が並ぶ中、 あの時の私は、赤と黄色でとても迷ったけれど、赤を選んだのでした。 あの日のあなたが私に買ってくれたのは、 可愛らしいきのこの置き物でした。 あれは、あなたと2人で買い物へ出掛け…

あなた -2023-

あなたへ あなたを見送り、 あなたの名前を口に出すことが、とても少なくなったことに気が付いて、 その顔を見つめながら、 名前を呼んでみたのは、いつの頃だったでしょうか。 自分が思っていたよりも、ずっと小さく、そして、ちょっとかすれた自分の声に驚…

おみくじの言葉

あなたへ あの子が歩んだ道を振り返りながら、 そして、夢を目標へと変えて、しっかりと前を見据えた私の中に、 ふと蘇ったのは、おみくじに書かれていた言葉でした。 明けない夜はない これは高校生の頃のあの子が引いたおみくじの中に書かれていた一説でし…

孤独死を身近に知って

あなたへ 私ね、こんなふうに生きて行きたい こんな自分になって、こんなことをして、 こんなことにも挑戦したいな それでね、いつか、こんなことをやってみたいの 夢を叶えた先の夢までもをあの子に話して聞かせたのは、 いつの頃だっただろう。 それは、一…

あの子にとっての正しい道

あなたへ あの時、もしも選ぶ道が違ったら、 ここに通っていたんだね あの子とこんな話をしたのは、 一時のあの子が受験をするかどうかを迷っていた高校の前を、 通り掛かった時のことでした。 あれは、あの子の巣立ち前。 あの子の専属運転手として、 一緒…

最近の私の楽しみ

あなたへ 何か、ちょっとした楽しみの時間が欲しい。 日々、自分のやるべきことに向き合う私ですが、 小さな楽しみが欲しいなって、こんなことを考えたのは、 今月に入ってからのことでした。 あまり時間が掛からずに、 短時間で楽しめて、ホッと出来るよう…

息子ロス

あなたへ 息子が巣立った時はね もう、何も手につかなくてね 私、ずっと寝てたのよ これは、かつての職場で一緒に働いていた方の言葉でした。 あの子よりも少し年上の息子さんを持つその方は、 我が子が巣立った日から、寂しさのあまりに何も手に付かず、 そ…

長い間封印されていた記憶

あなたへ え?なんか怖い! 怖いよね? ねぇ、あなた!! こわーい!! 思わずひとりで物凄く動揺してしまったのは、 ふと、自分の幼少期の頃のことを思い出したからでした。 人生ってきっと、決まっているんだろうな 漠然とこんなことを考えていたのは、ま…

初めての問題点

あなたへ 困りました。 実に困りましたよ。 あの子が巣立ってから初めて、 ひとりではどうすることも出来ない物事へ直面したような気がします。 テレビ番組の予告から、昔から好きだった番組が放送されることを知り、 早速、録画の予約をした私ですが、ふと…

コトバ -大丈夫の魔法-

大丈夫 大丈夫だよ 絶対に大丈夫 私は何度 この言葉に救われてきただろう 大丈夫 これは彼がくれた魔法の言葉だ 私は彼がくれた大丈夫の魔法を使って 此処までを歩んで来た 大丈夫 大丈夫 こう自分に声を掛けてみれば 全然大丈夫ではなかったはずなのに いつ…

壮大なストーリーの中で

あなたへ 8月8日に、息を引き取ったあなた。 そこには、見えない力がきっと働いていたのだろうって、 私がそう考えたのは、 その日が、あなたのお父さんの誕生日だったからでした。 やがて月日が流れて、あなたと出会った日を思い出した私は、 その日につい…

幾つの季節を迎えても

あなたへ ねぇ、あなたは、 その最期に、どんな瞬間を思い出していましたか。 何を感じていましたか。 あなたを見送ってからの私は、 何度、こんなふうに問い掛けてきただろう。 あなたにとって、 この世界で見つけた最高の景色はどんな景色でしたか。 その…

あの子の素敵な成長

あなたへ キミは凄いね 本当に凄いなって思うよ あの子に対して、 凄いという言葉しか出て来なかったのは、 先日の電話でのことでした。 此処から巣立ったあの子の成長には、 いつでも驚かされっ放しですが、 今回もまた、あの子は大きな成長を感じさせてく…

動画と難しすぎる本

あなたへ 動画を聞き流しながら掃除に向き合う。 これは、ここ最近の私のスタイルです。 掃除をしながら、様々な知識や情報を得られるこのやり方は、 なんだか、2倍の得があるようにも感じられて、 私の中でのお気に入りのやり方です。 いつも通り、ここ最近…

雨の日の涙

あなたへ ただあの子が愛おし過ぎて、何をしていても涙ばかりが溢れていたのは、 あの子が巣立ってから、どれくらいの間だっただろう。 溢れ出る涙をそのままに、 そこに感じるあの子への愛おしさを存分に味わい尽くしてみれば、 やがて涙を流すことなく、あ…

デブパンツのあれから

あなたへ あっ、これならいけるよね 私、頑張ったよね うんうん 頑張ったよ これは、鏡の向こう側の私との会話です。 デブパンツ。 あの子に、こんな失礼な名を付けられてしまったのは、 買ったばかりだった冬用の暖かなワイドパンツでした。 別のを買ったら…

大掃除と新たな視点

あなたへ なんだか、全然、終わる気がしないな 思わず苦笑いをしながら、部屋の中を見回して、 僅かに途方に暮れたのは、先程の私です。 あの子の部屋の掃除を始めましたと、 こんな手紙を書いたのは、あの子が巣立ってから間も無くのことでしたが、 実はあ…

時代の流れ

あなたへ いやぁ、時代の流れについて行くのは大変だよ どんどん、どんどん新しいものが出てきてさ 若い頃に比べたら、俺もついて行くのが大変になったよ これは、先日のあの子の声です。 社会人になり、 これまでとは違った視点から様々なことを学ぶように…

幸せの種

あなたへ あなたへの手紙を書き終えた私は、 もう一度、あの頃の記憶を反芻しながら、 一瞬一瞬が全て過去であるのだと、改めて感じていました。 誕生日にMP3をプレゼントするよと笑っていたあなたを見つめた瞬間も、 迎えた私の誕生日の中にいた一瞬一瞬の…

大切なものとのお別れの日

あなたへ 私は今、悲しみに暮れています。 え?嘘でしょ?なんで? 小さな宝物を手のひらに乗せて、暫くの間、放心した私は、 悲しさのあまりに、思わず泣いてしまいました。 形があるものは、いつか壊れてしまうけれど、 こんなに突然にお別れの日がやって…

キッチンでの思い出とあの子の成長

あなたへ いやぁ、今日はちょっと違うよね だって俺、今、これをやってるからさ 今日はさぁ、ちょっと疲れているんだよね もう、いつもタイミングが悪くて笑っちゃうよね これは、巣立ち前のあの子の言い訳めいた声です。 あの頃の私は、あの子が巣立つ前に…