拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法の言葉

あなたへ あなた 行ってきます 今日も良い日にするからね 今朝のこんな私の声は、 あなたのところまで届いたでしょうか。 今日は、外出すると間も無くに、 いつかのあなたのエピソードを思い出して、 思わずクスッと笑ってしまう出来事がありました。 何気な…

チグハグの靴 -2024-

あなたへ もう、この世界に、 あなたの存在を目視することは出来ないけれど、 それでもあなたの存在までもが消えてしまった訳ではないのだと、 あの夏からのあなたは、様々な方法で、 それを私に伝え続けてくれましたね。 目の前で起こり続けた不思議な出来…

堪らなく逢いたい

あなたへ いつも使っているピンク色の鍋を、 何気なく見つめた私の中へと不意に蘇ったのは、 あの日のことでした。 ねぇ、あなたは、覚えていますか。 ピンク色の鍋を買ってくれた日のことを。 あの日は、いつも通りに家族3人で買い物へと出掛けた日。 3人で…

記憶という形のない形

あなたへ この世界に誕生し、初めて喜びの声を上げた記憶 生まれて初めて人の温もりを感じた記憶 美しい景色を見た記憶 美味しいものを食べた記憶 初めて人を好きになった記憶 欲しいものを手に入れて喜んだ記憶 新しいことに挑戦した記憶 夢を叶えた記憶 大…

あなたが作り出す空気感

あなたへ あなたの夢を見ました。 それは、家族3人で日常を過ごす夢でした。 とても短い夢だったけれど、 あなたが側にいてくれるあの感じを、 目が覚めてからも、何度も反芻していました。 人って、きっと誰もが、 その人にしか出せない空気感を持っていて…

知らなかった朝

あなたへ 今日の私が思い出していたのは、 桜が咲き始めた頃の、あの、 とんでもなく忙しかった日々を過ごした頃のことでした。 あの頃の時間を過ごしていた私が一度だけ経験したのは、 立ったままで、一瞬寝るという現象でした。 とても疲れている筈なのに…

あの子がくれた色とりどりの景色

あなたへ 先日の母の日にあの子が贈ってくれたのは、 アイスクリームのチケットでした。 お好きなアイスクリームを6種類お選びください こんな文字にワクワクとしながら、早速、お店へと足を運んだ私は、 カラフルなアイスクリームたちを選びました。 冷凍庫…

年を重ねる面白さ

あなたへ 人生は、実はとても上手く出来ているのだと、 こんな視点から、私が歩んだ道のりを振り返ったことは、 これまでに何度あったでしょうか。 私がひとりで子育てに困ることのないようにと、 偶然を装いながら、環境が整えられていたり、 幼かった頃に…

キャラメル

あなたへ これ、子供の頃に好きだったな 何気なくお菓子売り場で手に取ったのは、キャラメルでした。 懐かしいパッケージに惹かれて、 思わず買い物カゴにひとつ入れたあの日からの私は、 キャラメルにどハマりしてしまいました。 なんというか、久し振りに…

一度も使ったことのない言葉

あなたへ テレビを見つめたまま、思わず釘付けになってしまったのは、 画面の向こう側から聞こえた言葉が妙に気になったからでした。 テレビから聞こえて来たのは、ご主人のことを、うちの、と呼ぶ声。 うちのが帰って来たら、聞いてみますね 例えばこんな感…

あなたが望んだ今度の約束

あなたへ 日常生活の中、ふと、あなたと過ごしたあの頃の瞬間が甦った場面は、 これまでに幾つくらいあっただろう。 なんの前触れもなく、様々な場面が突然に蘇るけれど、 その中でも、最も多いようにも感じてしまうのは、 あなたと喧嘩をしたことです。 な…

今日も良い日にしよう

あなたへ 今日も良い日にしよう これは、毎日特別な1日を過ごしているのだと気付いた、 あれからの私の中に芽生えた気持ちでした。 手帳をめくりながら、 嫌なことがあった日も、落ち込んでしまうことがあった日も、 全部が特別な1日なのだと、 こんな気持ち…

仲睦まじい歳の差

あなたへ 俺の彼女は、6つ歳下なんだよね 6つの歳の差って良いらしいよ 仲睦まじい、だからね 何の前触れもなく、私の中に突然に蘇ったのは、 いつかの先輩の言葉でした。 あれはまだ、あなたと出会う前の頃のこと。 当時の私の勤め先の先輩との恋話の中、…

ゴールデンウィーク -2024-

あなたへ ごめん 隣の駅まで迎えに来て こんな笑ってしまう出来事からスタートした、 今年のゴールデンウィークのあの子の帰省も、 今日で最終日を迎えてしまいました。 楽しい時間というのは、いつでも本当に、あっという間です。 先程、あの子を駅まで送り…

不思議なご縁

あなたへ 名前も、住んでいる場所も知らないし、 言葉すら交わしたこともないけれど、一方的に知っている人。 或いは、互いにその存在を認識し合いながらも、 互いについてのことは、何ひとつ知らない人。 例えばこんな感じの密かに知っている人は、 もしか…

私にとっての価値のあるもの

あなたへ は? 冗談だよね? ・・・はーー? 思わず叫び声にも近い声を上げてしまったのは、 車へと乗り込んで、エンジンを掛けたばかりの私です。 ねぇ、あなた。 洗濯機が壊れたばかりだというのに、 今度はね、カーナビが壊れてしまったようなのです。 何…

突然にやって来たその時

あなたへ えぇ? 嘘でしょ? なんでなの? これは、今朝の私の独り言です。 寝起きであるにも関わらず、取り扱い説明書を開き、 分かる範囲での点検をしてみましたが、 恐らくは、寿命なのではないかと察したのは、 これを購入した時期から、随分と長い期間…

私たちらしい時間

あなたへ あの子はどこかしら 疎に駅から出て来る人たちを車内から眺めながら、 あの子のただいまの声を、 今か今かと待ち侘びていたのは、昨夜の私です。 昨夜0時過ぎに、こちらに到着予定だったあの子を、 いつもの駅まで迎えに行きましたが、 いつまで経…