2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
あなたへ 今日もまた、早い流れに乗ったまま夜を迎えました。 帰宅して、コーヒーを飲みながら、 ここからの短い時間の中でのやるべきことを確認する時間が、 今の私の中での唯一のホッと出来る時間ですが、 そんな僅かな時間に反芻するのは、その日の笑った…
あなたへ いつものスーパーでの買い物中、通路に見つけたのは、 只今お掃除中と書かれた札を下げたロボットでした。 初めて見たその光景に驚きながら、 たまたまロボットの進行方向と同じ方向にある売り場に、 用事がありますので風な顔をして、 私は思わず…
あなたへ 何気なく、 ノートのいちばん後ろのページを開いた私の目に飛び込んで来たのは、 いつかのあの子が描いたイラストでした。 このノートは、 今の私がバッグに入れて持ち歩いているノートです。 以前の私は、毎年の手帳を持ち歩いていたけれど、 今の…
あなたへ 今の私が纏うのは、あなたが知らない香りです。 この香水を買ってから数週間が経ち、 気が付けば、随分と自分に馴染んだ香りとなりました。 今日の私は、何気なく香水の瓶を見つめながら、 この香水を買うに至るまでのあの日のことを思い出していま…
あなたへ あれ?なんで? 思わず、あなたの場所へお供えしたコーヒーを、 二度見三度見してしまったのは、昨夜の、 あなたへのおやすみの挨拶をした時のことでした。 あなたへの挨拶をしながら、 何気なく、マグカップに目をやると、 あなたへお供えしたコー…
あなたへ 唇を噛み締めながら、 笑いを堪えるのに必死だったのは、今日の私です。 今日の私も相変わらずに、早い流れの中を歩みましたが、 黙ってひたすらに、 目の前の作業へと没頭していた私の中へと突然に浮かんだのは、 ♪大きな栗の〜松ぼっくり! とい…
あなたへ 今朝の私がふと思い出していたのは、 あなたと出会う前に見た夢のことでした。 そう。真っ白な世界の中で出会った1人の男性と、 仲良く寄り添ったあの夢です。 あの夢を見てから間も無くに、私はあなたと出会いました。 あの、不思議な夢を見た日が…
あなたへ 今年の私は、思えば、 とても不思議な流れの中を歩んで来ました。 洗濯機とカーナビが立て続けに壊れたのは、ゴールデンウィークのこと。 あれから思い立って、 生まれて初めてのコインランドリー生活を楽しんで。 やがて、自分で決めた期限が近付…
あなたへ どうしても、カップ焼きそばが食べたい! こんな衝動に駆られたのは、先日の私です。 キッチンの扉を開けてみれば、買い置きのカップ焼きそばを発見。 食べたいと思った時に、 すぐにそれを食べることが出来るのは、とても幸せなことです。 嬉々と…
あなたへ わぁ、凄く綺麗! 思わずこんな小さな声が漏れ出てしまう空を見つけたのは、 秋の深まりを感じるようになった頃からのことでした。 とても広いキャンバスに描かれる、夕方と夜の間のグラデーションが美し過ぎて、 車のエンジンを掛けるのも忘れて、…
あなたへ 随分と変わったな こんな気持ちで、駅前辺りの景色を眺めたのは、この週末の私です。 駅から少しだけ離れた場所へ用事が出来た私は、 駅に車を停めて、あの辺りの景色を眺めながら、 目的地までを歩いてみようと突然に思い立ちました。 私が最後に…
あなたへ 私、この人、知ってる 絶対に知ってる 今の私が歩む、早い流れの中で出会ったのは、こんな印象の女性です。 名前に聞き覚えはないし、過去に話した記憶もありません。 それなのに、私は彼女の幼少期を知っているような、 遠い過去の一時は、同じ環…
秋の色を覚えていますか 秋の音を覚えていますか 秋の風を覚えていますか その瞳に映った景色 その耳で感じた季節 その肌で感じた温度を 覚えていますか ただいまと同時に キャッチボールに誘うあなたの声に 嬉しそうに駆け寄ったあの子の笑顔を 青色の小さ…
あなたへ 朝の信号の待ち時間。 私の目に飛び込んで来たのは、看板に書かれた、 笑がお、という文字でした。 文字を見つめた瞬時に、 わらがお、と読んでしまったのは、 笑顔、ではなく、笑がお、と書かれていたからだったのか、 それとも、実はまだ、寝惚け…
あなたへ そっか もう、あの子と一緒に暮らすことはないんだね こんなふうに、ひとり呟くのは、これで何度目だろう。 既に此処から巣立った筈のあの子と離れて暮らすことが、 まるで一時的であるかのような錯覚に捉われてしまうのは、 非日常となった筈のあ…
あなたへ 長さを決めたら、こんなふうにハサミを動かして この角度で、こんなふうに前髪を持てば、 絶対に失敗しないからね 私に前髪の切り方を教えてくれたのは、 長年お世話になっている美容師さんです。 美容室で髪を切って貰ったのは、夏と秋の間の頃の…
あなたへ 少しずつ肌寒さを感じるようになったこちら側ですが、 薄着で出掛ける時期が既に過ぎたことを教えてくれたのは、 ここ最近の朝の冷たい風でした。 早速、私が物色したのは箪笥の中。 脱ぎ着し易くて、暖かいものが良い 出来れば少しだけ大きめが良…