拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

花火の音と新しい思い出

あなたへ 遠くで聞こえる花火の音に耳を傾けるのは、 これで幾つ目になるだろう。 今夜の私は、遠くで聞こえる花火の音に耳を傾けながら、 夏の音を楽しみました。 ねぇ、あなた。 最近のお祭りの屋台にはね、 あの頃の私たちが知らなかったものが、たくさん…

お盆の不思議な出来事

あなたへ 何度思い返してみても、 あれはやっぱり不思議な出来事だったな 何気なく思い出していたのは、 今年のお盆に起こった不思議な出来事でした。 毎年のお盆、私は父への御仏前として菓子折りを持って実家に顔を出します。 今年も、いつものように買い…

あの病院へ足を運ぶ理由

あなたへ 私は、あと何度くらい、あの病院へ足を運べば良いのだろう 小さく呟きながら、思わずため息を漏らしたのは、先日の私です。 あなたが息を引き取ったあの病院へ行ったのは、 春の頃のことでしたが、 あれからも、何度かあの病院へと足を運びました。…

彼女が素敵である理由

あなたへ 眠る直前に、不意に彼女の言葉が蘇り、 思わず笑ってしまったのは、昨夜の私です。 彼女。 それは、あの早い流れの中で出会い、 自分ひとりではきっと、 見つけることのできなかったであろう新たな視点を私に持たせてくれた、 あの彼女です。 あの…

最強人間になる方法

あなたへ 先月の私は、絶対に堕ちないと、 こんな目標を立てて日々を歩みましたが、 あれからの私は、 それを目標として意識しなくとも、日々を歩めるようになりました。 目標を立てて、1ヶ月間をやり切ってみたことで、 ある種の自信のようなものへと繋がっ…

横にはみ出た例のアレ

あなたへ あれ?なんか引き締まったよね 格好良くなったなって思ったよ これは、今回、帰省したあの子の声です。 横にはみ出た例のアレ問題を抱えていたあれからの私は、 密かに、努力に努力を重ねてまいりました。 筋トレを始めてからの私は、なんだか太く…

霊柩車の乗り心地

あなたへ 例えば、夏の低い曇り空を見上げた時。 そして、8月に霊柩車を見かけた時。 私の中へと何度でも蘇るのは、あの日のことです。 あの夏からの私は、何度くらい、同じ記憶を辿っただろう。 セレモニーホールから、火葬場までの道のりの中、 絶対にここ…

声だけで繋がっていた大切な人

あなたへ 見たばかりの夢の中を反芻しながら、 なんだか不思議な気持ちを感じていたのは、先日の私でした。 あの日の私は、爺、と呼んでいた、 6つ年上だった友達と過ごす夢を見ました。 他愛もない時間を過ごす夢でしたが、夢の中の私は、 彼と共に、とて…

お盆に吹いた風

あなたへ お盆という期間には、きっと不思議な力が働くのだと、 そんなふうに感じるようになったのは、あなたを見送ってからのことでした。 今年のお盆には、 とても分かりやすい形での不思議な力がすぐ側にあったなと、 私がこんなふうに振り返ったのは、お…

呼び方の向こう側に見つけたもの

あなたへ あの子が幼かった頃の私は、犬や猫を、 ワンちゃん、猫ちゃんと呼んでいたけれど、 それが距離感だと定義するのであれば、 私は、ワンさん、猫さんとお呼びするべきだったのではないかと、 ふと、こんなことを考えて、笑ってしまったのは、今日の私…

私だけの夏の星座

あなたへ お盆期間中に、 あなたの実家で撮った星空の写真を眺めていました。 あなたの実家から見る星空は、本当に素敵。 相変わらずに、この瞳には、本当の星空が映ることはないけれど、 写真を眺めてみれば、そこに映るのは、 世界中の宝石箱の中身を全部…

ティッシュペーパー交換の儀

あなたへ 香りというのは、とても不思議です。 非常に懐かしい香りを嗅いで、記憶が鮮明に蘇り、 朝から笑ってしまったのは、今日の私です。 先日の私が購入したのは、懐かしい香り付き、 との謳い文句のあるトイレットペーパーでした。 フルーツのイラスト…

あの子のお盆休み -2025-

あなたへ 今日で、あの子のお盆休みが終わりを迎え、 先程、駅まであの子を送り届けて来ました。 今回のあの子のお盆休みは、 なんだか一段と、バタバタと過ぎてしまったような気がしています。 どうしても、 やらなければならない仕事が入ってしまったのだ…

予期せぬプロポーズ

あなたへ え?何故、今、プロポーズの言葉を? あなたに手を合わせながら、思わず呟いたのは・・・。 そう。お盆最終日の前日の夜。即ち、15日の夜のことでした。 お盆の最終日には、いつも私の目が覚める前にあなたは帰ってしまうから、 8月15日の夜には、…

お盆終わりの日 -2025-

あなたへ 毎年、お盆最終日の早朝には、そっと、その気配を決して、 こちら側を出発するあなた。 もう、そちら側へは無事に着いたでしょうか。 今年も、とても素敵な時間をありがとう。 朝、目が覚めて、既にその気配がなくなっていることを感じ取った私は、…

お盆 -2025-

あなたへ こちらでは、明日からお盆に入ります。 明日は何時頃、こちらに着く予定ですかと、 今年も、このような文字を綴れる日を楽しみに、 今日の日を待っていた私ですが、 そんな気持ちに加えて、今年は、非常に特別な感情を味わっています。 私は今、こ…

コトバ -夏の音- 2025

今年もまた夏が来たよ 空を見上げて小さく呟けば 私の中へと鮮明に蘇るのは 夏にいた彼の記憶 彼と出会った夏 彼と出会ってから 2番目の夏 3番目の夏 こうして夏の音を聴きながら そこにいる彼を見つめるのは これで何度目になるだろう そこで笑う彼に笑顔を…

あなたがいる世界へ行った夜

あなたへ とても不思議な夢を見ました。 それは、とても長い夢で。 夢の中には、すぐ側にあなたがいました。 横になって休むあなたのすぐ側で、私もまた、横になり、 ただゆっくりと休む夢でした。 夢の中の私は、そこにあなたがいることも、 すぐ側にあなた…

あなたが最後に食べた私の手料理

あなたへ あぁ、そっか きっと、そういうことだったんだね 起こったばかりの不思議な流れを辿りながら、 ひとりで納得していたのは、昨夜の私です。 昨夜の私は、晩御飯に、 どうしても茄子料理が食べたいと思いました。 買い物へと出掛けた夕方の私は、全く…

あなたを想う日 -2025-

あなたへ あなたのその温かな手を離してから、 今日で、11年が経ちました。 今日の私は、あの日感じた不思議な気持ちを反芻しながら、 あれから此処までの自分の歩みを振り返りました。 あれは丁度、1ヶ月前。7月8日のことでした。 あと1ヶ月であなたの命日…

優しい雷

あなたへ まただよ もう・・・ 梅雨が明けて、私の大好きな夏がやって来てから、 小さくこんな言葉を呟くのは、これで何度目だっただろう。 これは、雷の音が聞こえた日の私の小さな声です。 苦手な雷との向き合い方は、私なりに見つけては来たけれど、 歓迎…

花火大会の日にあなたが届けてくれた想い

あなたへ 先日のこちらでは、花火大会がありました。 私が暮らすこの場所から、初めて花火を観たのは、 此処へ越して来た年のことでした。 ベランダに出てみれば、高く打ち上がった花火が少しだけ見えて。 此処からでも、少しだけ、花火が見えるのだと、 あ…

夏のひとり祭り

あなたへ 只今、我が家には、 たくさんのチョコミント味たちが並んでおります。 これは、私のために開催した夏のひとり祭りなのです。 チョコミントと言えば、アイスクリームの類が私の中での定番であり、 ひと昔前までは、お菓子売り場という領域では、 あ…

朱夏 -2025-

あなたへ 青春、朱夏、白秋、玄冬。 ひとつの人生という時間を、 四季に例えた見方があることを知ったのは、いつの頃のことだったでしょうか。 あなたと出会ったのは、 青さがまだ抜けない人生においての春の季節。 大切に2人の時間を重ねながら、私たちはや…

あの夏の翌年から聞こえるようになったもの

あなたへ あなたを見送った翌年からの毎年、8月を迎えると、 私の中へと聞こえるようになったのは、カウントダウンでした。 7 6 5 4 3 2 1 0 これは、あの夏にいた私が、 あなたと一緒に過ごすことの出来る日数を表す数字。 1日に一度、カチッという音と共に…

青春の1ページ

あなたへ これも、青春の1ページだよ 夏の空を見上げた私の中へと不意に蘇ったのは、こんな声でした。 これは、中学生時代の友人の声。 蘇った声に耳を傾けてみれば、あの日見た景色までもが鮮明に蘇って。 そう。あれは、私の中学生時代の夏休みのある日の…

挫折感を味わうという経験

あなたへ 俺ね、初めて挫折感を味わったよ これは、先日のあの子の電話の声。 前回の電話から、それまでの間のあの子は、 仕事での大きな挫折感を味わい、実は大きく落ち込んでいたのだと、 今回の電話の向こう側のあの子は、こんな話を聞かせてくれました。…