拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

コトバ -天国に降る花-

亡くなった人を想うと、天国に花が降るらしい。

 

こんな言葉を見つけたのは、いつの頃のことだっただろう。

 

どうやら、亡くなった人を想うと、

向こう側にいるその人に、花が降るらしいのだと、

こんな言葉を見つけた日に、私は彼を想いながら、

向こう側にいる彼に、たくさんの花が降り注ぐ様子を思い描いてみた。

 

暖かで、柔らかな光のように、

色とりどりで、キラキラと光る花たちが、

彼に降り注ぐ様子を思い浮かべてみれば、

そこにいる彼は、とても楽しそうに笑っていた。

 

私が彼を想う時、彼には、こんなふうに、

たくさんの花が降り注がれていたのかも知れないと、

あの日の私は、花が降る中で見せてくれた彼の笑顔を見つめてみたんだ。

 

彼の温かな手を離したあの夏から、

私は、毎日、毎日、彼を想い続けて来た。

 

逢いたい

寂しい

苦しい

痛い

 

この世界から彼を想う私の気持ちは、様々に揺れ動くけれど、

たくさんの涙を流していたあの頃も、

彼に堪らなく逢いたくて、

この世界の何処かに彼の姿を探していたあの時も、

向こう側にいる彼には、

キラキラと光るたくさんの花が降り注がれていたのかも知れないと考えたら、

どこか報われたような気がしたんだ。

 

あの夏から、先へ先へと歩みを進めながら、やがて、

彼を想いながら泣くことは、もう辞めようと涙を拭った日があって、

この人生を、大切に生き切る覚悟を決めた日があった。

 

彼を見送ったあの夏から、私は随分と成長することが出来たけれど、

私は、相変わらずに彼を想う。

 

亡くなった人を想うと、天国に花が降るのだと言うのなら、

きっと今日も、私は彼に、花を贈ることが出来たのだろう。

 

彼がいる向こう側の世界は、形がない世界。

 

どんなに花を降らせても、

直ぐに消えてしまうのかも知れないから、

私はいつでも、彼に花を降らせる存在でいたい。

 

暖かく、柔らかな光みたいな、

キラキラとした色とりどりの花たちを、

彼に贈り続けならが、私は生きていたいと思うんだ。

 

もしも、降り注ぐ花の中で、

彼があんなふうに、笑ってくれているのなら。

 

 

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コトバ -来世を生きる私へ-

 

いい?よく聞いて?

 

あなたが今、当たり前かのように歩んでいるその人生は、

前世のあなたが望んだ人生です。

 

突然にこんなことを言われたら、あなたはきっと驚くのでしょう。

でも、これは本当の話なのです。

 

今、あなたの目の前にいる人を、よく見つめてみてください。

彼とは、いつ、どんなふうに出会いましたか。

彼との出会いの日を思い出せば、不思議な気持ちがするでしょう?

 

あぁ、この人だ。

やっと会えたって、

彼と出会った日のあなたは、こんな気持ちを感じたんじゃないかしら。

 

え?どうして知っているの?って?

私は、なんでも知っているわよ。

だって、あなたは私だから。

 

あなたが歩むその人生は、全て、必然で出来ています。

 

彼と出会えたことも、彼と家族になれたことも、

そして、可愛い子がひとり、あなたたちの元に生まれて来てくれたのも。

全ては必然なのです。

 

だって、あなたがその人生を生きることを望み、生まれて来たのだから。

 

あなたは今、彼とどんな日々を過ごしていますか。

 

彼とあなたのことです。

きっと相変わらずに、喧嘩もたくさんしているのでしょう。

だって、あなたたちって、時々、幼い兄弟みたいだもの。

 

彼と喧嘩が出来るだなんて、羨ましいわ。

なんて言ったのなら、あなたはどんな顔をするのだろう。

は?喧嘩のどこが羨ましいの?なんて憤慨するのかしら。

 

でもね、喧嘩って、誰とでも出来るものじゃない。

特別な間柄だからこそ出来る、特別なことでもあるのよ。

 

それに、喧嘩をしたこと自体に何かの問題があるわけじゃない。

その先に何を見つけることが出来るのかが重要なのよ。

 

そうだ!

あなたに、とっておきの魔法の言葉を教えておこうと思います。

 

次に彼と喧嘩をしたらね、喧嘩の終わりに、

幸せだねって、彼に伝えてみてください。

きっと、そこに流れる時間が、いつもとは違って見える筈だから。

 

その時に感じることが出来るのであろう気持ちを、私は知りません。

だから、それはあなたが見つけてね。

 

今日の彼は、あなたにどんな顔を見せてくれましたか。

そして、今日のあなたは、彼にどんな顔を見せましたか。

 

今日のあなたは、彼にどんな言葉を伝えましたか。

そして、今日の彼は、あなたに、どんな言葉を伝えてくれましたか。

 

いい?よく聞いて?

 

他の皆がそうであるように、

あなたが今、歩んでいる人生にも、いつか必ず終わりの日がやって来ます。

 

その時が目前に迫っているとしたのなら、

あなたは今、彼にどんな言葉を伝えたいですか。

どんな時間を過ごして、何を見たいですか。

 

今のあなたはきっと、

それが当たり前であるかのように、いつも通りの朝を迎えているのだろうけれど、

この世界の中に、当たり前など、どこにもありません。

 

時々には、立ち止まって、そのことを考えて、

その人生を、大切に生きてね。

 

あなたの歩む人生が、いつでも幸せなものでありますように。

 

そうそう!忘れるところだった。

今日は、とても大切なことを伝えるためにあなたに手紙を書いたのよ。

 

彼には、もう、あなただけの夏の星座を贈ったかしら。

 

もしもまだなら、夏の星空を見上げれば、

ハート型に結べる形が必ずあるから、それを彼への贈り物にしてあげてね。

 

そこにいる彼もきっと、星空がとても好きな筈だから、

きっと最高の贈り物になると思うの。

 

きっと、そこにいるあなたも、星座を殆ど知らないわよね。

だって、あなたは勉強が嫌いだったものね。

 

テストでは、酷い点数を取って、

点数が書かれたところを三角に折り曲げなければならなかっただろうけれど、

大丈夫よ。それも必然だから。

 

彼に星座を教わるために、そして、

星空を見上げて、自由に形を思い描くために、あなたは勉強をしなかっただけの話よ。

 

最後に、そこにいるあなたが、

史上最高の良い女であることを願っています。

 

前世のあなたより、愛を込めて。

 

 

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コトバ -私が抱えた闇-

私はあの日 彼と一緒に死んだのだ

 

いや正確には

私の一部が彼と一緒に死んでしまった

と言うべきだろうが

私にとっては

自分が死んでしまったことと大差はなかった

 

私は 私がよく知る私では

なくなってしまっていたのだから

 

単純で可愛かった彼女の死を

ひっそりと悼んだあの日は

私の中にぽっかりと空いてしまった場所を

見つけてしまった日でもあった

 

彼女はきっと私の中の何処かに眠っていて

いつか元の私に戻れる日が来ると思っていた方が

本当は楽だったのかも知れない

 

私はもう 元の私には戻れない

 

そう気が付いたあの日の私は

それまで知らなかった類の絶望感を味わったんだ

 

絶望は私に闇を見せた

 

元々は彼女の居場所だった筈の場所へ

暗闇が広がって行ったあの感覚は

決して忘れることの出来ない痛みを伴うものでもあったが

あの時の私は同時に納得もしたのだ

 

最愛の人を亡くすということは

こういうことなのだと

 

知ってしまった闇は きっともうなくならない

 

笑うことを思い出しても

前を向いて生きるという選択が出来るようになってもだ

 

それは知ってしまった痛みを

なかったことには出来ないことと

きっと同じだ

 

本当はこんな闇など

知りたくはなかったとしながらも

それでも闇の部分もまた

今の自分として受け入れる覚悟を持てようになったのは

そこが元々は

彼女がいた場所だったからなのかも知れない

 

時々の私は闇を見つめながら

此処に居た筈の彼女を思い出す

 

どんなに探しても

もう彼女は此処にはいない

 

私はあの日

彼と一緒に死んだのだ

 

何もかもが もう元には戻らない

 

深い闇と向き合えば

ソレは私に様々な痛みを教え続けるけれど

 

でも

闇を持ったからこそ私は

何かを明るく照らす

何者かになれるんじゃないのかなって

ふとそんな気がしたんだ

 

これは此処からいなくなった彼女が

私に置いていってくれた贈り物なのかも知れない

 

 

 

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